11/17/02

債権者は強いか?

私は、法律の勉強をするまでは、債権者と言うのは強い立場の人で、債務者と言うのは、弱者と言う漠然としたイメージを持っていました。皆さんはどうですか?
ところが前回のコラムの最後に書きましたように、お金のない人を相手に裁判しても費用倒れで何にもならないのです。
このように法律上は絶対泣き寝入りしなくて良い事になっているといわれても、実際は裁判しても金のない人から金を取れないので、信用のある人と取り引きする・或いは付き合う、取り引き多数で、相手の信用まで考えている事が出来ない場合や、交通事故のように相手を選べない場合(金持ちにだけぶっつけて貰うと言う選択の余地がありません。)保険制度が発達し、或いは戸締まりをしたり、無謀運転車が向こうから来ると、道のわきに避けて、被害にあわないように、自衛を心掛けるのが人間の知恵になっています。
最近銀行の経営不安・貸し渋りが騒がれていますが、その根幹は、不良債権であり、回収出来ない債権を多数持っているのは何の自慢にもならないばかりか、百害あって一利無しと言う所からでしょうか?
このような事から、民法上の解釈論争は、A, B Cの3者間で真ん中の B が持ち逃げその他悪い事をした場合、誰が、B に対する損害賠償請求権または不当利得返還請求権を行使すべきかの押し付けあい・結果的に誰がババを引くかと言う事が争いの原点にある事を覚えておくと分かり良いと思います。




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