10/27/07

ネットカフェー難民と底上げ効果1

戦後は、どちらかと言うと、土地本位経済でしたから、(過去形にしたのは、これからは違ってくるべきだと言う考えからです。)物価水準を比較するなら、米や塩のような、エンゲル係数的なものを基本にせず、(こういうものは生活水準が上がっても、却って需要が減るだけでそんなに単価は上がらないのです。)土地単価の推移を基準に物価指数を改定するべきだったと思いますが、どうでしょうか?
これからは、エネルギー価格も、基礎指標のひとつになるべきでしょうか?
土地の価格が上がれば、取得コストの上昇がその土地を利用して運営する企業の製品コストに反映してきますので、遅行指標としてすべての基礎的資料になると言うべきでしょう。
もちろん、製品価格の割合に多くの土地を使う産業と比較的少なくて済む産業の違いがありますから、土地価格反映度が同じではありませんので、修正基準の研究・・応用を前提とする必要があります。
それでも、土地の価格に関係なく商売できる産業は皆無ですから、土地価格の変化こそを長期的価格変動指標の基礎とすべきでしょう。
土地(あるいはこれからはエネルギー)以外のもの価格を追いかけても、電車でも年々駅舎がきれいになったり冷房が効くようになったりサービスが向上しているのですから、単純に値上がり率を比較出来ないのです。
もちろん電化製品も住宅建築費も同じです。
たとえば、土地値に大きな関係のあるアパートの家賃だって、どんどんレベルアップしたから高くなっているのであって、10/30/03「相続分4(民法106)(配偶者相続分の変遷2)(歴史散歩)」で紹介した池袋にあったようなアパートならば、今でもとてつもなく安いですよ。
今もあるということは、そういう水準の借り手が今でも結構いるからでしょう。
ところで、最近流行の格差問題のひとつとして、ネットカフェで一夜を過ごす人のことが話題になりますが、これは、格差問題の拡大現象とは関係がないでしょう。
つい最近担当した窃盗事件の被告人の説明ですと、100円あれば一晩過ごせると言うのですが、その方法は、ファミレスなどに入ると100円出せばコーヒー飲み放題なので、一晩安全に過ごせるから、公園で野宿する必要が無くなったというのです。
マクドナルド店などもその標的らしいです。
「一晩中粘っていると、嫌な顔されてもそこは我慢ですか?」と聞くと、「その時間帯は自分達みたいなものばかりだから、気になりません」と言う答えでした。
昼間は暑いので山手線その他の電車内で一日中過ごして、夜になると改札から出るのですが、今の改札は機械ですから、人が出入りするときにくっついて出ると一人分しかカウントされないので、出入りには一円もいらないらしいのです。
その代わり、あまり浮浪者然としていたのでは、本屋で万引きするにも目立ちすぎて、場所に合わないし、ファミレスにも似合わないでしょう。
そこで今では、みだしなみは一応普通の勤め人並です。
風呂などは、千葉の例で言えば、市の施設での無料入浴サービスがありますから、結構小奇麗にしていられるようです。



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