10/28/06
裁判官の資質4
あるいは、高裁であくまでおかしいとして再鑑定を命じたとすれば、高裁で選任した鑑定士が現場調査すれば直ぐにこうした実状が判明したでしょう。
これをサボって、いきなり差し戻してきたので、また家裁でやり直す羽目になったのです。
家裁で鑑定をやり直しても、また上訴されれば、高裁で再審理ですから、1回転分期間が無駄になってしまいます。
要するに手続き的にも、高裁の選択は間違っているのです。
これが新潟など遠方の事件ならば、東京の鑑定士が鑑定するのは費用がかさむと言う考え方もありますが、そういう場合は、新潟の鑑定士を選任すれば済むことです。
それに、新潟のように遠隔地のためには、高裁支部が設置されているので、こうした問題はそもそも起きないのです。
千葉の場合は、勿論東京からわずか40〜50分の場所ですから、こうした問題が有りません。
これには、家裁関係者も驚いていました。
私の依頼者は、その土地の値段には余り関係のない立場でしたので、その鑑定結果にはあまり関心がなかったのですが、それにしてもお粗末な判断でした。
このために、またもう一度鑑定費用の拠出を迫られたり、事件が延びてしまったのには困っていました。
みんながみんなそうではないでしょうが、高裁(のレベル)はどうなってるの?と言うのがそのときの疑問でした。
弁護士の低レベル化は、訴訟事件に限っては、裁判所で是正されますし、交渉事件では、相手方の弁護士がこちらの弱点・・法の誤解を指摘してくるので、自ずから是正されます。
しかし、裁判官の低レベル化は、国民には避ける方法がなくて、大迷惑です。
高裁での再審査があると言っても、長期化が避けられません。
矢張り、一審でしっかりやってほしいものです。
せっかく第一審でしっかりやったのを、高裁がいい加減では、上記事例のように、なお困ります。
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