10/27/06

親権者の指定の実際3(裁判官の資質2)

判決は公権力そのものですから、一々納得なんかいらないと言うのは、乱暴ですが、それにしても家裁で1年以上も揉み、次いで地裁でもまとまらず判決をえて、挙句に高裁まで来ているのです。
この間に、彼自身実家を出て、若い女性と狭いアパートで同棲していることまで分かっているのに、幼児2人を本当に養うつもりでこだわっているとは到底思えない事件でした。
元々こちらの女性に言わせれば、別れた夫はパチンコ狂で、金融業者から督促の手紙も来ていたと言うし、それが別れる原因になったというのですから、本音は、解決金の支払いを求めたくて、親権者にこだわっているだけだという見方でした。
こちらは、その点の和解勧告が出たらどうするかが一番の関心事でした。
女性のほうは勝つか負けるかハラハラするよりは、子どもを手放したくない一心ですから、少しくらいのお金なら払っても良いと言う傾向があります。
現在の同棲中の男性も、女性にそのためにお金を出してと言われれば、断り難いでしょう。
もちろん相手の男性は、自分の方から「親権者を譲る代わりにお金を払え」とは言い出せないでしょうから、そうした底流意識を孕んだまま事件は進んで行ったのです。
裁判官はなぜか、こうした実際の争点には、全く気づかぬ風体で、(深読みすれば、あえて、気づかぬふりをしてこちらを救ってくれたのかも知れませんが・・・)相手を納得させるためにと、いろいろ要求して来たのです。
夫には面接交渉権があるからと言うので、こちらは、「それは当然ですから合理的な要求なら応じますよ」と答えると、判決前または和解前にテスト的に何回か合わせてやってくれと要求されて、この実験のために数ヶ月空転してしまいました。
当然彼は、子供にこだわっている建前ですから、裁判官に指定されたとおりに面会要求してくるに決まっています。
こんなことを何のために要求しているのか分かりませんでしたが、一々こういう意味のない?実験をさせられて空転していたのです。
離婚成立後、大分たって、どうなっているか彼女に聞いた所、その後彼から子供に会いたいと言う要求は一回も来ていないと言うことでした。



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