10/07/06
千葉の歴史37(地方の人材確保4)
私は、昭和40年代に宇都宮で修習しましたが、いつか書いたことがありますが、宇都宮はとてもいいところでしたが、当時は宇都宮・・栃木県は閉鎖社会で、他所者を受け入れる余地が全くない状態でした。
地方がこうして閉鎖的な態度を取り、他所者の受け入れを拒んでいると、せっかくの人材(私は人材では有りませんが、)を取りこぼしてしまうことになるでしょう。
もちろん、今では少しは違っているでしょうが・・・。
ただ、東京周辺でも、千葉は格段に開放的な土地柄であったことから、私は、千葉で弁護士を始める気持ちになったものです。
(司法試験合格時には、小田急線沿線に住んでいましたし、私はあまりこだわりがありませんから東京でも横浜でも良かったのです。)
開放的な千葉でも、他所者の弁護士が始めるのは珍しい時代だったので、(10月4日・・・・3のコラムで書いたように、労働者は既に十数年前から大量に流入していました。)初めの何年かは、必ずといって良い程「何故千葉に来たのか?」と聞かれたものです。
他所者を受け入れられる千葉の開放性・懐の広さが続く限り、新たな人材吸収も出来て、まだまだ発展性があるでしょう。
ところで、弁護士大量増員政策の結果、来年(60期)の卒業生は、今年までの1500人から2500人以上(法科大学院卒を含めると)になり、司法修習生は空前の就職難と言われています。
ここ6〜7年大量増員政策の結果増加した弁護士を大都市圏では、それなりに受け入れてきましたが、地方県では殆どその受け入れをしないまま今日に至っています。
函館に行ったときの感想のコラム・・12/04/04「札幌旅行・・・1(都市間競争とセンスの重要さ)」で、この辺の消息を書きましたが、その続きでもあります。
(当時、東北6県で合計わずか2〜3名の受け入れと言うことでした。)
結局地方圏では、ここ10年来の大量増員の恩恵に浴さず、大都会とその周辺中心で引き受けて来たのですが、今回の合格者2倍増に関しても、「我関せず」になりそうです。
千葉県の就職説明会に来たある地方の修習生の話では、現在修習中の地方ではそもそも他所者を受け入れるような気風ではないと言うことなので、千葉の説明会に来たと言うことでした。
こんなことではいよいよ地方の人材は、枯渇して行くのではないでしょうか?
(修習生だけが、エリートと言う訳ではないですが、一事が万事と言うことでしょう。)
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