10/25/05

小泉政治手法郵政法案否決

小泉さんの政治手法は、相手をおだてて踊らせるのがうまいのです。
今回の衆議院解散は、小泉さんの計画通り進んだ御芝居でした。
もう任期わずかですし、道路公団改革もうまく行かず、このままではレームダックになる筈でしたから、敢えて、国会終盤で、国会議員に不人気な郵政民営化をぶっつけたのです。
これが僅差での可決ですと、その後の国会運営はどうにもならないばかりか、民営化の具体的道筋をつける政省令の手続きが骨抜きになるのは誰の目にも明らかでした。
そこで彼は反対論を煽って、解散に持ち込むために必死の運動をしていたのです。
レームダックになってジリ貧で退陣するよりも、勝負に出て大勝すれば、党規約を改正してでも、任期延長の声さえでてくるでしょう。
今度郵政法案否決から解散への大勝負は、小泉さんの任期延長の目をどうするかだったと私は思っていましたので、選挙勝利後の総裁任期延長論への小泉氏の対処が一番難しいと思っています。
当然ですが、あっさりと任期延長待望論に乗るのは、得策ではありません。
今のところ、絶対にありえないという小泉流断言の形ですが、ここまでは予定通りの展開でしょう。
この断言を翻すのは難しいので、このまま任期満了で退陣になれば、小泉氏のためにもいい結果となるでしょうが、(退陣後も発言力が残ります)欲を出すと、最後は失敗に終わる可能性が高くなります。
ま、この辺はこれからの課題(不確定要素)でしょう。
衆議院解散に戻しますと、一点に絞って解散に持ち込めば、勝てると言う読みが(小泉さんがどう思っていたかは別として、そのころの私の読みでは、このままジリ貧よりも中央突破しかないと言うものでした)あったでしょう。
長野県知事が議会と対立して勝負してみたら、再選された成功例もあります。
亀井さんが、このおだてに乗ったふりして、戦いを挑んで勝つための「目」は、このとき、否決できるだけの数をそろえた上で、あえて数人は賛成に廻して数票差の僅差で可決させて、恩を着せることしかなかったでしょう。
勿論、この段階での交渉技術こそ、政治家の本領発揮すべきところでしょう。
他方小泉氏は、少差否決されるを狙っていた筈ですから、勝敗の分かれ目は国会の議決とは反対の所にあったのです。
私はこの段階から、小泉氏の「目」は「僅差の否決しかない」と思っていましたから、どちらの思惑どおりになるかどうか、興味津々と見ていました。(どちらが騙せるか?というゲームでした)



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