10/19/05

イラク破綻4(アメリカ政策5)

そうなると、イギリス・・・・アングロサクソンの得意とする伝統的手法ですが、イラク人同士の反目を狙ったテロが多くなってきます。
これもアメリカのヤラセとすれば、民族や宗派による許し難い憎悪を醸成し、分裂国家に持ち込むのが究極の狙いの可能性があります。
10/16/05・・3「西洋の植民地支配と王制存続2(中東諸国の王制・・イラクの破綻)」
のコラムで紹介しましたが、元々イラク地域はそうした分封地域だったのですから、その方が合理的だという世論がそのうち出来てくるのでしょう。
10/18/05・・・1「イラクの破綻2(フセインの悲劇1)アメリカの政策1」でも少し書きましたが、アメリカは、アメリカ支配に都合が良いので、従来中南米や中東での軍事政権や王制を支持してきたのです。
そころが、1970年代後半頃から、こうした政策を変更し始めたというのが、私のこのシリーズの視点です。
そして、基本政策の変更は、最後にサウジ王家の解体まで視野に入れている可能性があるというのが、私の予測です。
そのときまでは、サウジ系の過激派を利用する必要があるのでしょう。
今回のアフガン・イラク侵攻は、ブッシュ個人の能力や、ネオコンがどうのと言う低レベルで解説する意見が多いのです。
しかし、ことはそんな低レベル下世話な話ではなく、アメリカの長期的政策変更によるものではないかと言うのが、私の直感的感想です。
アメリカの中東政策、あるいは世界政策の変更の理由については、後に紹介するサダト大統領の反ソ親米路線への変更に影響され(自信を深めた)たと言う考えです。
このシリーズの終わりころに、エジプトの穏健化後にあちこちで軍事政権がアメリカの支援を失って崩壊し、或いは王制も崩壊し続けた事例を紹介しながら、これがアメリカの政策変更に因るものであることを書く予定ですので、あわせて御読みください



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