10/14/05

キューバ危機ケネディ強力指導者危険性1)

根回し型でない、独裁型政治家の場合、無礼な態度をとられたり、自分がコケにされたと思うと戦争になりやすいのです。
日本でもときどき物分りの良い大人ばかりでなく、小泉さんのような単純型の政治家が出ることもあるのです。
念のため言いますと小泉さんはなかなか複雑は判断力のある人ですから、単純型ではもちろんありませんが、金丸氏らに比べての傾向を言っているだけです。
こうした政治家の出たときに、国際紛争が起きやすいのでしょう。
アメリカでは、若くて政治経験=複雑系の根回し経験のとぼしい?ケネディ政権のときに、キューバ危機が発生しましたが、これも、こうした事例の一つでしょう。
相手が老獪なフルシチョフでしたから、事なきを得ました。
ケネディは、この他にベトナム戦争を始めたことでも知られています。
彼は、たまたま早くに暗殺されてしまったので、世界中が困る事態になりませんでした。
こういう「きっぱり政治家」の方が、スローガンが単純で、国民の人気が高くなる傾向があるのは困ったものです。
国民のフラストレーションを吸収するには、地道で複雑な利害調整が必要な社会改革よりも、イキオイの良い議論と対外攻撃が簡単なのです。
小国では対外攻撃が出来ませんので、内政でスケーブゴートを作って(腐敗摘発)人気取りをし、フラストレーションの吸収に努めるのです。
きっぱり型で国民的人気の高い政治家や、血気盛んな若手指導者同士、または、イキオイの良さを売り物にしている政治家同士になると、互いに引っ込みがつかなくなって、国際武力衝突になりがちな面があります。
これに対して、根回し政治家の典型とされる金丸信自民党副総裁(当時)が訪朝して、土下座外交をしてきたニュースは記憶に新しい所でしょう。
「まあ、まあ」で済ませて、後は巧妙に実を取るのが大人のずるい所ですが、こういう政治家の場合、喧嘩別れになり難いのです。



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