10/03/05
北朝鮮の6カ国協議に対する基本姿勢は、日本風に言えば「国体の護持」を絶対要件にするものですが、金正日体制は、アメリカが保障しようとしまいと、世界に開かれた途端に「すぐれた共産主義」の競争力が白日の下に曝されて崩壊するのではないでしょうか?
彼の体制維持のためには、何やかやとケチをつけては、援助だけ引き出して対外解放を遅らせているのが1番でしょう。
国民に外国との比較をさせなければ、どんなに内容が悪くとも体制は安泰なのです。
日本の「いわゆる抵抗勢力」と言われるものも、国際競争に曝されていない分野、或いは社会変革を好まない仲間なのでしょう。
わが国のように対外競争に曝されている国の場合、対外的競争力の保持も権力維持に必要ですから、対外的競争・・進歩を抜きにしては政治を出来ません。
徳川時代には、鎖国していたために、武士は対外試合がないまま地位を保持出来ていたので、戦闘力の検証をされずに、武士(軍人)で居られたのがその象徴です。
対外試合がなければ、チャンピオンは防衛戦をしなくともいいのですから、いつまでもチャンピオンのままです。
徳川家が瓦解した理由としては、いろいろ考えられるとしても、幕末にイザ蓋をあけてみれば、国防の任を中心業務とする武士団が、ペリー提督の艦隊に手も足も出なくて、信用をなくしたことにあったでしょう。
徳川家は、一応征夷大将軍・・・武士団の棟梁の地位にあったのですから、徳川が日本リーグの監督になってから260年の間にあんなに強かった筈の武士団を弱くしてしまったなら、引責辞任するのが当然でした。
江戸時代の武士の例を見れば分るように、体外的関係を無視して政治をやっていくならば、進歩も何も要らず、一旦決まった権力機構がそのまま維持できるのです。
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