10/29/04

テロのルール化3(文化力)

10/15/04 [テロのルール化2(犯罪の抑止力は何か?)刑法13」の続きですが、これまでのコラムで、刑罰の目的、犯罪抑止力については、教育、すなわち内面の文化が重要であることを書いてきました。
だからと言って、道徳教育が必要と言うのではありません。
戦前に道徳教育があったからといって、犯罪が少なかったわけではないのです。
人に迷惑をかけてはいけないとか、盗んではいけないと言う説教を百回聞いても、その説教で犯罪がなくなるものではありません。
働き甲斐のある仕事や趣味があるのは、犯罪抑止に重要ですから、手に職を付けさせるなどの実戦教育が重視されるわけです。
それは別として、テロの方法にも文化による差が有ることを、ここでは書いておきましょう。
わが国では、今でも(と言っても昭和35年ころだったかな?)壇上の社会党委員長浅沼稲次郎を刺したり、ホテルで宮沢さん(当時総理だったか?)をコップで殴ったりと、日本の右翼やヤクザは、匕首や日本刀などが好きですが、結構「分」をわきまえていたようです。
オーム真理教団は、新兵器サリンを使ったので、こうした意味でも新人類かもしれませんし、国民文化から見ても許されない反則です。
日本赤軍の連中も、闘争それ自体はそれほどでもないとしても、北朝鮮による拉致疑惑に、関与していたとなると、民族感情が許さないでしょうから、これも反則です。
江戸期の長かった軍縮が、(闘争用具を刀だけにしてしまい、鉄砲はぴかぴかの工芸品になりました)国民精神に与えた効果は大きいですよ。
ともかく、江戸時代は軍縮が徹底的に進んだ時代で、現在ピストルを持ち歩くのは、警官だけというのと考え方は同じです。
今では猿や豚が歩き回っているといっては、警官が出動する騒ぎですが、江戸時代にはどうだったかまで知りませんが、似たような状況だったのではないでしょうか?
お陰で、江戸市民は、平和カプセルに入っていたようなもので、実際、おはら庄助さんだけでなく、市民は朝からお湯に浸かって・・・・太平楽を楽しんでいたのです。
幕末に、長州征伐に出征した幕府御家人が出征地の大阪でも、朝から朝湯を楽しんでいた風俗を大仏次郎著の「天皇の世紀」という連載で読んだことがありますが、(これから命がけで戦いに行く兵士のイメージではありません)それほどまでに、朝風呂は生活習慣になっていたのです。
「天皇の世紀」については、12/09/03「千葉の歴史7(千葉県人と海洋史観3・・勤勉革命)」のコラムで別の角度から取り上げました。




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