10/23/04

教育の市場化(予備校の発達)とその反動

オリンピックに出るには、どこそこの学校あるいは協会で認定したところを出なければ選考に参加できないとか、サッカー選手になるには・・・水泳はどこそこを出る、映画俳優はどこそこの劇団あるいは劇団養成協会からでなければ認めないとか、何から何まで全部政府や協会などが決めるなんて考えられるでしょうか?
どこで調理を学んでも、受験資格を与えて結果として調理師試験に合格すればいいし、どこの学校もでてなくとも上手であれば、プロ野球の選手に採用すればいいのではないでしょうか?
大相撲の横綱では、しきりに風格がどうのと言われますが、
「調理でも水泳でもサッカーでも、タレントでも、ただ技術がよければいいのではなく、「心技体」の教育が必要である。」
  「だから、民間の無認可の塾で練習してきたり、我流で学んだものは、技術ばかり優れていても受験資格も与えない」
ということが、あるのでしょうか?
法科大学院設置・・受験生への入学強制の大義名分は、まさにそういう変なものです。
しかし、そんなことは合格してプロになってから、市場で淘汰されていけばいいことです。
野球選手、俳優、ゴルファー、タレントその他のプロは、マナーが悪ければ、プロとしての人気は出ないでしょうから、自然に努力しますよ。
客が鍛えてくれるのです・・・・学校で教える必要はありませんし、教室では、いくら礼儀作法を教えてもそれほど身に付きません。
ありとあらゆる職種でそうですが、学校や会社の研修教育よりも、就職したての若者が、顧客回りをするほど、マナーが身に付く経験はありませんし、たちまち、職業人になっていくものです。
私は、一定の学識さえれば参入を認めて、後は市場淘汰のリスクによって自主的にマナーやスキルを磨いていけばいいという考えです。
ただし、政府の力(これにすがる既得権益層)は強大牢固としたものが有りますから、法科大学院の成否は、何十年単位で見なければ分りませんが、私は胡散臭く見ています。
私はこのたびの法科大学院の設置と受験生に対する通過強制は、市場化の進んできた現状に対する、文部官僚と既得権層による反革命ではないかと思います。
法化大学院については06/25/03「予備校の発達と学校教育 2」前後で、連載しましたので参照してください。




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