10/15/04

テロのルール化2(犯罪の抑止力は何か?)刑法13

問題は、闇金融と同じで、もともとアウトローですから、検挙されて死刑になっても困らないグループ相手ですから、こうしたルールを作ってもどうやって守らせるかと言うことになります。
規制というものは、規制違反に対してペナルテイが必須です。
ペナルテイには物理的強制力(刑罰だけでなく経済制裁等の外部的強制力)と文化力(内面的)の2つが考えられます。
テロリスト=アウトロー(悪魔に心を売り渡したものと似ています。)に対しては、処罰では効き目がありませんから、ここは矢張り文化の力(自主ルール)に頼るべきでしょう。
野蛮な西洋文明が、際限ない殺戮競争に走らせたのであって、わが国では、09/27/04
「戦争はなくせないか?1(戦争のルール1)」で紹介したように非戦闘員を殺すような戦闘は考えたこともなかったのです。
(ただし、同一民族内の戦争しか殆ど経験がないこともありますので、秀吉の朝鮮侵略で、民間人を殺傷しなかったかどうかの検証が必要です。)
テロ問題を考えていくと、刑罰の本質に関係してくることがわかります。
戦争を抑止するのは、軍事力だけではない事をこれまでのコラムで見てきましたが、犯罪やテロを抑止するのは、刑罰や経済制裁などの物理的な強制力だけで足りるかどうかの問題です。
少年の凶悪犯罪に対し、厳罰化の方向に進んでいるようですが、少年犯罪の特徴は、合理的な思考にもとづくものではないのですから、厳罰化すれば殺人などを抑止できるものではないのです。
例えば長崎の小学生が、同級生を殺してしまった事件などを思い起こしてください。
その他中学生高校生のいろんな事件でも、自分のやることが、この程度なら懲役1年にしかならない、いや、2年になるだろうなどと知っていて(知っていても考えてから)行動する子供は一人もいないと言っても過言ではないのです。




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