09/08/06
保安処分13と心神喪失者等医療観察法8(入院通プログラムの重要性)
上記のように、関東甲信越や関西、北陸方面まで、東京小平市の国立武蔵野病院だけがその受入先になっているようですが、その他は岩手県か九州まで行くことになるのです。
偶然、武蔵野病院近くに住む人は良いですが、その他大勢の遠くの人がこのような遠隔地に入院させられると、親族の関与は殆ど見込めません。
勿論、一定期間入院後少し快方に向かったところで、社会復帰の訓練や出たり、入ったりの入通院プログラムを実施するなどは想像も出来ないでしょう。
武蔵野病院の治療プログラムを知りませんが、そういう方向での準備はしているのでしょうか?
これまで書いてきたように、精神病者に対する治療内容が科学的にはっきりしないことと、このような施設整備状況を総合すると、政府は、治療目的で入院させる制度だとは言うものの、実際・・本音は、治して出す目的ではなく、一生涯入院させっ放しを意図しているのではないか?という疑念が生まれて来るのです。
治療目的ならば、全国各地にある普通の精神病院で、何故いけないのか疑問です。
機械設備が重要な分野では、特定の病院しかないと言うこともありますが、精神病では、何しろ治療法方が確立していないのですから、そういうカリスマ的名医も存在しようがないでしょう。
国立の病院だけが、先進的な治療をしているとは言えないのですから、そこにしか入院できないのも不思議です。
政府としては、国立病院だけに限定しているわけではないが、指定病院に民間が、手を上げてくれないからそうなっているだけだと言うのでしょう。
純粋な治療目的ならば、自傷他害のおそれのある、現に暴れている患者でも、これまで民間が嫌がらずに引き受けてきたのです。
医療観察法による入院受け入れに対して、民間が尻込みするには、それだけの理由があるからでしょう。
もしかしたら、真に治療に役立つような理想的なプログラムを作られてしまい、いい加減な治療をしている多くの民間では、ついていけないと言うのでしょうか?
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