09/05/06

保安処分5・・隔離政策3(虎と仲良く出来る社会?)

社会の秩序を乱すものがいて、どうして良いか分からない以上は、さしあたり隔離してまわりに迷惑をかけないようにするのは、自然の本能だったかも知れません。
古来からの「触らぬ神に祟りなし」の智恵の延長でしょうか?
科学的と思われている西洋系の外科手術の思想も、結局はデキモノ・腫瘍の切除が基本ですから、似たような思想です。
病気と仲良く付き合っていくと言う思想ではなく、排除の思想です。
精神病者や異民族、異宗教の場合は、まだ迷惑をかけていないのに、危険そうだというだけであらかじめ排撃しているのです。
しかし、精神病者についても隔離・拘束だけしておくのではなく、入院施設も開放病棟化し、さらには社会復帰が理想とされるようになって久しいのです。
精神保健福祉法第3〜4条にも、精神障害者の社会復帰を援助する国民や関係機関の責務を書いています。

精神保健及び精神障害者福祉に関する法律
(国民の義務)
第3条 国民は、精神的健康の保持及び増進に努めるとともに、精神障害者に対する理解を深め、及び精神障害者がその障害を克服して社会復帰をし、自立と社会経済法動への参加をしようとする努力に対し、協力するように努めなければならない。
(精神障害者の社会復帰、自立及び社会参加への配慮)
第4条 医療施設若しくは社会復帰施設の設置者又は社会適応訓練事業を行う者は、その施設を運営し、又はその事業を行うに当たつては、精神障害者の社会復帰の促進及び自立と社会経済活動への参加の促進を図るため、地域に即した創意と工夫を行い、及び地域住民等の理解と協力を得るように努めなければならない。
2 国、地方公共団体、医療施設又は社会復帰施設の設置者及び社会適応訓練事業を行う者は、精神障害者の社会復帰の促進及び自立と社会経済活動への参加の促進を図るため、相互に連携を図りながら協力するよう努めなければならない

このような法律がなくとも、各種障害者も健常者と一緒に生活できるようにしていくのが、(バリアーフリー化して)現在の傾向です。
そのうち、虎やラインも牙や爪を抜いて危険性をなくして、犬や猫のように人間と一緒に生活できる時代が来るかも知れません。
(今でもそういう手術は出来るでしょうが、本当に牙や爪を抜くのではなく、虎やライオンの強さ・・尊厳を維持しながら、人間に対する危険性だけ除去出来る総合ソフト(都合の良い)の発達をここでは期待しているのです。)



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