09/25/05

国産化の習慣2(外来種の固有種化)

何でも国産化のついでの話ですが、いいものも悪いものもみんな定着できる気候です。
古くから言われている所では、アメリカザリガニやセイタカアワダチソウの繁殖があり、最近では各種魚類やワニなどがペットとして持ち込まれ、あちこちに棄てられたりして、社会問題になっています。
  「外来種から固有種を守れ」
と言う声が大きいですが、歴史を振り返ると、現在そこらじゅうに繁殖している孟宗竹その他殆どの竹類に始って(もとは篠竹か笹くらいしかなかったのです。)、植木類も中国から伝わったものが多いのです。
竹の輸入のおかげで、どれだけ日本の工芸品が発達したか知れません。
皆さんの自宅の植木類も調べて見れば、いつころ中国から伝わったと言うものが、多いと思いますよ!
日本は気候風土がいろいろですから、これはいいなと思えば、苗を持ってきて植えれば、列島のどこかで生育できる適地が見つかるおめでたいところだったのです。
木綿産業のコラムで紹介しましたが、木綿も輸入して国産化したものでした。
最近では、アメリカハナミズキやポプラなどもそうです。
このように、外来種がはびこる・・・定着するのは昔からであって、それ自体を目くじら立てるべきものでは有りません。
昔は遣唐使や隠元豆を持ってきた和尚さんのように、えらい人が厳選して持ち帰った有益なものが殆どだったので、問題にならなかったのです。
それどころか、舶来品をありがたがる慣習がここから出ていて、しかも、日本では良い物しか売れないという商業上のベースもここにあるのです。
今では日本列島のために良いかどうかではなく、利己的な快楽追及だけのために、低レベルな関心での輸入が簡単に出来るところが、大違いというところでしょう。
大抵の動植物は、一旦列島に持ち込まれると、棄てられてもどこかで生きていける御めでたい国ですから、後で騒ぐよりも持ち込むときに厳選しておく必要があるでしょう。



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