09/15/05
神道4(憲法129)信教の自由1(産業構造の重要性1)
地域神話を尊重するのは良いと思いますが、神道に国家が関与するのは、憲法上問題です。
憲法の関係条文を紹介しておきましょう。
憲法第20条 信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。
いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない。
2 何人も、宗教上の行為、祝典、儀式又は行事に参加することを強制されない。
3 国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない。戦前の国家神道の強制が、信仰の自由や思想信条の自由を奪ってしまった苦い経験から、こうした規定が出来たのです。
しかし、アメリカの大統領就任式や法廷での宣誓をテレビでみれば、キリスト式の宣誓をしているようですが、世界中でわが国のように、こんなに厳格な縛りのある国はないのです。
神道があるから、思想信条の自由がなかったのではありません。
むしろ「やおよろずの神々」の存在を前提とする神道の方が、一神教のキリスト教やユダヤ、回教などよりも多様な価値観に馴染みやすいのです。
神道を国家が大事にしたからと言って、仏教を弾圧したりキリスト教を弾圧することにはならないのが、我が国の多神教社会です。
せいぜい、エコ贔屓すると、少し有利になるくらいのことですから、キリストやイスラムが支配する国のような他宗弾圧と関係がないのです。
えこ贔屓というよりも、世界的に見てもアニミスム的宗教は滅びいくばかりですから、唯一公式に残っている珍しい少数文化 (世界遺産?)保護のために、若干助成するくらいは許されると言う議論も必要でしょう。
と言うのは、日本も自然に規定される農業や漁業が少なくなり、全国画一化が進んで来た現在では、やおよろずの神々の存在を認める神道的基盤が掘り崩されているのではないでしょうか?
ここへ来て、あちこちで御祭り人気ですが、これは宗教的基盤があってのことではなく、過去のノスタルジアとして、或いは観光イベントとして祭りをしているだけのような気がするのです。
何事も、滅びる直前にはカラ元気が出るものですが、今のお祭り復活は、そのようなものでなければいいですね。
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