09/15/05
神道3(被征服者の神々・・妖精)
ただし、大和朝廷に関する神様だけが正面にあって、その他の被支配者になった地域の神々は、妖精や妖怪の世界に押し込められている点は、諸外国とほぼ同じですが、少なくともその親分だけでも、国家?で祭ってくれると言うのは、大したものです。
そのうえ、近江坂本の日吉大社などに行けば分りますが、大和朝廷関係だけでなく全国の滅ぼされた神々も小さな祠を作って祭られているのです。
これは単に国民性がやさしいと言うだけではなく、統一国家になったと言っても、各地風俗の違いを無視できない現実があったからでしょう。
このようにある程度地域の神様は公民権が認められていますので、アイルランドの妖精のように、日陰者ではなく、各地で立派なお社(やしろ)が造営されているのです。
この代表格が出雲大社や諏訪大社でしょうか?
後に日本の農業の多様性と西洋平原社会(気候の単純性)の農業との違い、西洋でもイングランドに関しては日本との島国としての若干の類似性を書きますが、日本ほど地形や気候が複雑でない分だけ、妖精の居場所が確保されにくかったのでしょう。
ところで、国家で神社を祭るのは、憲法上問題になりますが、私人か公人かは別として、ことある度に政府要人がテレビに映されながら、原始宗教に参拝してくれる国なんて外にはないでしょう。
A級戦犯合祀で、国際問題になっている靖国神社などが、それです。
国際問題と言っても、今は中国と韓国だけで世界が出来ているわけでないことは、09/05/05・・・2「商業と農業の先後関係1(孤立と自給化の進展1)」のコラムで述べました。
「アジアの孤児になる」とも言いますが、アジアでさえ、中国や韓国の外に何十カ国もあるのです。
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