09/11/05
王権から権力不要社会へ2(わが国農漁業の多様性1)
話を農業に戻しますと、今でこそ、農業と言えば水田耕作が主流で、しかも大規模化していますので、集団での一斉作業が馴染みやすいように考える人が多いと思います。
そこで間違って、日本人は稲作だったから、集団行動が好きなのだという人が多いのですが、これは誤りです。
どこの国の人でも、初めて外国へ行けば集団で旅行するのは当たり前です。
私が15年程前に家族で海外旅行していたときに、そのころ韓国人などはまだ個人で旅行する時代ではなかったらしく、日本の一昔前の農協団体旅行みたいに集団でぞろぞろ歩いているのが普通でした。
アメリカや西洋人も、仕事で来ている人は別として、東京にきた観光旅行者は、ハトバスなどで団体行動していますよ!
最初に豊かになった日本人の庶民が、最初に世界旅行するようになっただけの話しです。
むしろ、冷静に観察すればヨーロッパその他の諸外国国民に比べて、日本人の方が個性的です。
例を挙げればきりがないですが、たとえば、都市計画が行き渡っていて立派だといって、何でもヨーロッパのことを賞賛したい人が多いのですが、虚心に見ればロシヤや東欧諸国の個性のない町並みに驚く人のほうが多いのではないでしょうか?
これは共産主義諸国だったからと言う言い訳も出来ますが、そうでないドイツでもどこでも都市計画で一糸乱れず、町並みが出来ていきます。
これを見た知識人?が、日本には都市計画がないと嘆くことになるのですが、何千年も画一的生活になれた民族と個性的な生活に慣れてきた民族との大きな違いを無視しすぎている意見じゃないのかという立ち場からの検証が必要でしょう。
日本の方が何故個性的かといえば、農業の内容が豊かというか、バラエテイがあったからでしょう。
ここで、過去形で書いているのは、最近は日本中画一的な農業になって来て気候風土による違いがなくなり、その結果家の建て方も東北でも関西でも同じになってきているからです。
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