09/02/05

中国の独自性とは?4(紙の発明

漢字=文字を保有したことこそが、中国文明の特色でしょうし、後漢の和帝のときに蔡倫が紙を発明したのは、文字文化の中国にとっては、更なる発展を約束する大事件だったはずです。
ところが秦漢以降、専制国家体制が確立されていたために、せっかくの紙の発明も自由奔放な思想発展に資することなく、単に既存論理の緻密化・記録化にしか役立たなくなったのです。
台湾の故宮博物院へ行ってみると分りますが、中国何千年の宝物という触れ込みですが、象牙細工にしても低レベルな私の目から見たところでは、芸術と言うよりも「ヤミクモに細かく彫ったね」と言うだけのものが多いのです。
当時の紙の発明は、今のパソコンの普及に匹敵する情報化時代の幕開けだったでしょうが、インターネットが発達し、情報化時代到来と言っても、それを利用するのは人間ですから、その活用の仕方はその時代精神の状況によるというわけです。
折角記録媒体の画期的な発明にも拘らず、中国は専制国家体制であるために紙の発明を思想の大発展に生かせなかったのです。
では、何故中国がいつまでも専制君主国家を繰り返したのかと言うことが気になりますが、後で書きますが、商業国家であり続けたところにあるというのが、私の仮説です。
その結果、自由奔放な考え方が阻害され、思想的に停滞し始め、どうにもならなくなったのが後漢末から魏晋南北朝にいたる長年の騒乱の原因でしょう。
ちなみに、魏、呉、蜀三国鼎立の時代には、人口が約6分の1にまで減少したと言われています。
おまけですが、人口動態から見る中国の歴史も面白いですよ!
このように停滞していた中国ですが、この低気圧を利用して塞外から異民族の侵入が始ります。
五胡十六国(南北朝)時代になると、西域からの輸入文物(このときは仏教の影響が大きいでしょう)の影響下に入り、ます。
その後隋によって統一された中国では、唐代になると西域(ペルシャ)からの圧倒的影響下に入り、下請け生産に転落(あるいは上昇?)したのではないでしょうか?
唐代の栄華は、今の中国がライセンス生産で大躍進しているのと同じで、ペルシャの下請け国として繁栄を極めただけでないのかと言うのが、私の「とんでもない!」仮説です。
唐代の絢爛たる文化も、ペルシャの大影響下で花開いただけでないかと言うのが、私の関心です。
有名な李白も西域系の人間であると思っています。



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