08/17/07
公益事業の秘密体質と民営化3
消防や警察も地域に競合する会社が何社もあって、競争にすれば早い方や手際のよい方との人気度・・(早く来てくれるが、やる事が乱暴など、いろんな差別化があるでしょう)など、競争で儲かる消防会社と儲からない会社の違いが出るはずです。
江戸時代には、イロハ・・・何組もあって、その華麗さを競っていたのです。
産廃業者、水道業者、刑務所請負・消防・救急請負、住民登録、年金その他いろんな分野で民間化しても、その行儀・・ルールを定めて、脱線さえしなければいいのです。
警察の民間版として、今でも頑張っているのは、暴力団ですが、彼らの縄張りも絶対的なものではなく常に競合があって、何かあると、すぐに来てくれないとよその組に競争で負けてしまうシビアーな世界です。
ある事件の暴力団組長の供述調書に、
「うちも客商売ですから・・」
というくだりがあって、笑わせられたのですが、ショバ代・・みか締め料を貰うだけでなく、それなりの対価・・サービスが悪いとすぐに競合するよその組に鞍替えされてしまうのです。
消防や警察は、生命にかかわるのに、民間任せではイザというときに来てくれないと困るという人がいるでしょうが、営業というのは、気まぐれではやれませんから、商売となればそんな心配は無用です。
葬儀屋さんでも、弁当屋さんや旅行会社でも、不動産屋でも約束をすっぽかす会社や営業マンはいません。
どうってことのない?公益性が問題にされない自販機の商品の補給やコンビニ商品の配送でさえ、配送を怠って、陳列商品に穴を開けるなどの失態はありえないのが現実です。
トヨタの看板方式が成り立っているのは、下請け納入業者が道徳教育の行き届いた役人だからではありません。
政府あるいは公営企業であろうと、構成員はみんな同じ日本人です。
同じく公営企業だったら供給責任を果たせて、民間だといい加減になるというのは昔話でしかないでしょう。
お上の監督よりは、自由競争・市場淘汰の方が関係者には厳しいのです。
監督はごまかせるし、役人とお近づきになればうまくやれます・・接待が重視されるなど不正の温床ですが、自由競争には、無限大の相手・・市場相手ですので、接待して取り入ったり「うまくやる」方法はありません。
短期的には、量目のごまかしなどでうまくやっても、こうしたことをしていると、長期的には客に逃げられてしまうのです。
商人道は、長い目で見れば、他社より良質の商品やサービスの、供給責任を果たすしかないのです。
関連ページリンク
©2002,
2003, 2004, 2005, 2006 稲垣法律事務所 ©弁護士 稲垣総一郎
Design
/ Maintained by Pear Computing LLC
