08/05/07
政権交代と野党の資質3(確かな野党とは?)
当たり前ですが、国際政治は、国内と違い価値観がまるで違う人種同士の交渉ですし、しかも、1対1の利害だけでなく、プレーヤーやも多くて、利害が錯綜しているのですから、国際政治は、単純思考ではやっていけないことを繰り返し書いてきました。
国民自体これからは、国際化に向けて複雑な思考能力を育てていく必要があるのですから、単純思考の人に国政の方向をあわせていると国益を守れないのです。
単純思考の人やグループを大事にしないで、切り捨てていくことによって、国民も甘えの心理構造から決別して、自分の進むべき道がはっきりと分かるようになるでしょう。
政党が大手・・国民政党であるためには、多種多様な意見の支持層を取り込んでいくしかないのが現実です。
たとえば、百種類の支持層からなっているとしたら、社会の変化にあわせて、徐々に支持層の比重が変化し、入れ代わりが起きるのは仕方がないでしょう。
これをしないまま、旧来の支持層の意見ばかりでは、社会の新たなニーズに応えられずジリ貧になって行くしかないのです。
この典型が、現在の社民党ではないでしょうか?
国民政党の場合、政党の内部自体が多様な利害調整の場ですから、もともとピュアーな主張で一貫するのは無理があるのです。
そこで、少し意見が違うと言っては分裂していたのでは、国民を代表するまともな政党にはなれません。
政権を担う目的の野党は、主義主張をぶっつけ合うことしか知らないのではなく、利害調整の仕方を党内で訓練する必要があるのです。
(言うだけ言えば「あとは野となれ山となれ」では困るのです。)
これからも、与野党共に、いろんな場面で、旧来の支持層との利害対立が起きるでしょうが、徐々に支持層を入れ替えて行くぐらいのタフな心臓でなければ、民主党は少数純粋野党に逆戻りしていくしかないのです。
純粋・・確かな野党も魅力ですが、それでは、いつまでも自民党一党支配が続き、これまで書いてきたように、まともな言論も育たず、民主主義そのものが根腐れしてしまう危険性があるのです。
共産党のキャッチフレーズの「確かな野党」とは、い言い得て妙ですが、ようするに永久的少数政党を目指していると言うことでしょう。
どうせ否決されるだけだからと、無責任に純粋なことを主張しているだけという社会では、まともな言論が育たないのです。
交代可能な2大政党のほかに、確かな野党の存在は、妥協に妥協を重ねる大政党の決定の問題点を明らかにするためにも、香辛料的意味で必要です。
しかし、与党以外は、確かな野党ばかり・・・・政権交代を予定しない無責任な野党ばかりでは、国民が困るのです。
無責任な主張をするために政党が必要なのではなく、言いっ放し程度ならば、私のコラム程度のレベルに任せてくれれば十分です。
言いっ放しをするだけの集団のためには、政党助成金まで要らないでしょう。
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