08/04/07
政権交代と野党の資質(イラク特措法の扱い)1
せっかく第1党になったのに、ここで失敗して、「やはり民主党では駄目だ」となると、これからまた何十年も一党支配が続くことになってしまうでしょう。
民主党には、これを育てて、衆議院でも勝って政権交代が出来るような政策提言や実行力が問われるのです。
さしあたりの難題は、イラク派兵特別措置法の延長問題でしょう。
この法律はいわゆる時限立法と言って期限が定まっていて、もうすぐ期限が切れるので、その延長決議が必要なのです。
この法律が出来たころには、まさか4年も続く泥沼が待っているとは、思わなかったのでしょう。
イラクにおける人道復興支援活動及び安全確保支援活動の実施に関する特別措置法
(平成十五年八月一日法律第百三十七号) 附 則
(施行期日)
第一条 この法律は、公布の日から施行する。
(この法律の失効等)
第二条 この法律は、施行の日から起算して四年を経過した日に、その効力を失う。ただし、その日より前に、対応措置を実施する必要がないと認められるに至ったときは、速やかに廃止するものとする。
第三条 前条の規定にかかわらず、施行の日から起算して四年を経過する日以後においても対応措置を実施する必要があると認められるに至ったときは、別に法律で定めるところにより、同日から起算して四年以内の期間を定めて、その効力を延長することができる。
第四条 前条の規定は、同条(この条において準用する場合を含む。)の規定により効力を延長した後その定めた期間を経過しようとする場合について準用する。
民主党は、これまでは、多分、どうせ反対しても延長になってしまうことを前提に、反対していたのでしょうが、第1党になってからも、反対を貫いてモロに自衛隊引き上げになると国際問題です。
「駄目なものはダメッ」と言う元社会党の土井委員長のような分かりよい、棒っ切れのままで、アメリカと交渉して喧嘩別れで終わることは出来ないでしょう。
もしやるとしたら、今後アメリカと手切れになってもいいような大仕掛けな国際的根回しが必要ですが、現在国際政治で、そのような枠組みは存在しえません。
仮に一時的に連衡が成立しても、そうした連衡策は長続きしませんから、かえってアメリカから敵視されて、日本の存立が危うくなってしまうでしょう。
ましてや、この選挙で勝ったばかりの民主党には、そんな大仕掛けな国際的根回しをできる余裕があるわけがないのですから、対アメリカ政策の選択肢は限られているのです。
この延長決議の取り扱いに関して、アメリカ要人との会談で、もしも単純な言いっぱなしで終わると、民主党の政権担当能力に疑問符が付いてしまうので、国内的にも小沢さんはまとめるしかない立場です。
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