08/03/07
政権交代の必要性4(タフな言論人の育成3)
民主国家になってから日の浅い韓国の方が、ショッチュウ政権がひっくり返ってきた経験があるので、意外に自己判断になれている可能性が高いでしょう。
あるいは、離合集散のたえないバルカン諸国の居住民族の方が、自主判断になれているはずです。
こうした視点で、「寄らば大樹の陰」とか「長いものに巻かれよう」とする安易な処世術一本・・・単純思考で生きてきた日本人が、これから複雑化するグローバル経済・国際政治下で、したたかに生き残っていけるのか心配です。
国内で、複線思考の訓練がまったくない日本政治家が、複雑性を増す国際政治の舞台で、うまく立ち回れるのか心配していることを、
10/09/03「教育改革14・・・・既存権威尊重教育と補助金行政の弊害」
その他で、以前書いたことがありました。
憲法で言論の自由が認められても、自由に言論する土台がなければ、言論能力が育たないのです。
7月28日夜のNHK・ラジオ深夜便で聞いていて驚いたのですが、ドイツでは投票率は98%とか、悪くともその前後だといいます。
それに、あちらでは、普通の友人間の会話でも、熱心に政治問題について議論を交わすのが普通らしく、日本に帰って来て、日本人は、普段の付き合いでまじめな話題をせずに無駄話ばかりしているのに、その人の夫が驚いていたとも言っていました。
私が思うには、日本では、当たり障りのないことばかり話していて、自分の意見を隠すのが普通ですが、これは・・本音を知られると困る雰囲気が強いからでしょう。
役人による不公平運用が常態化されていて、しかも実質万年与党・・一党支配体制ですから実質的な言論の自由が、保障されていないのを知っているから、うっかりしたことはいえない雰囲気になってるのです。
こう言う社会状況では、丁々発止と言論を戦わす日ごろの訓練がなく、世界に通用する言論人が育たないでしょう。
国内の言論が貧弱であればあるほど権力にとって有利なだけですが、これからは内弁慶で権力者にぺこぺこして、弱いものに対しては、「断固・・・」と言う勇ましい主張ばかりしている人たちでは、国際的に活躍できません。
断固粉砕などの勇ましい単純行動は、右翼だけではなく左翼集団も大好きでした。
右翼と左翼は思想的にも似ていますが、行動形式も似ているのです。
02/25/06「金貸しと銀行の区別4(資金配分の民主化1)」や03/09/06「商人と規制の親和性1 (左翼と極右の発達の土壌) 」などで右翼と左翼の共通性を書きました。
戦前・「欧州情勢は複雑怪奇・」という迷言を残して総辞職した平沼騏一郎総理の例もありますが、「後は、決死の覚悟で突撃するだけ」「負け戦となれば玉砕」しか能がないのも困りものです。
こう言うのは、戦に携わるべき人の考えることではありません。
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