08/29/05

軍の存在意義9(連城の璧)

自衛隊法が割り込んでしまいましたので、このコラムは少し短くなってしまいましたが、日本の軍〔武士〕と中国の軍との違いに戻します。
中国の三国志で、劉備玄徳が新野の城から夏口へ落ち延びるときに、住民がぞろぞろついてきて難渋する場面があります。
日本では考えられない事態ですが、これは劉備玄徳の徳が厚かったという風に日本では受け止められていますが、軍と市民との関係が日本とは違うからでしょう。
中国では、連城の璧の話で、「和氏(かし)の璧」という名玉と15の城を交換すると言う故事がありますが、こんなことが出来るのは、都市国家だからこそ成り立つ話です。
今でいえば銀行の支店15店を他銀行に譲渡するのと同じで、商権の売買の話なのです。
領地中心の日本では、城だけ交換しても仕方ないし意味が分り難い話ですが、「璧を完(まっと)うした藺相如の意気やヨシ」と言うところで(完璧」の語源です)人口に膾炙しているのです。
私は、「怒髪指冠、却立柱下曰、 『臣頭与璧倶砕。』」 と言う描写のうち「怒髪指冠」で、猫が毛を逆立てているのを想像してしまいますが、皆さんはどうですか?



関連ページリンク

Powered by msearch
稲垣法律事務所:コラム:検索

検索ベースはこちらから

稲垣法律事務所コラム内:歴史に関するコラム


コラムTOP

リンクを当コラムにはられる方はお読み下さい

©2002, 2003, 2004, 2005, 2006 稲垣法律事務所 ©弁護士 稲垣総一郎
Design / Maintained by Pear Computing LLC



ブログ
株式投資