08/23/05
王と軍の存在意義5(ナポレオン戦争の意味1)
ナポレオンは、イギリスとの経済戦争に勝つために、大陸諸国に次第に圧力を強めますが、より安くて良いものを買いたいのが人情ですから、どこの国も抵抗します。
抵抗する諸国に対し、次々とナポレオン戦争を引き起こして侵略し、成功しイギリス製品の不買強制に成功するのです。
(フランスは、イギリスに対しては、工業製品ひいては武器の性能も遅れていましたが、大陸諸国に対しては先進国でした)
ところが、最後まで言うことを聞かないでイギリスと密貿易に走ったロシアに懲罰?戦として侵攻して失敗したのです。
ナポレオンによる連続した戦争を、何故かわが国では美化して「圧制からの解放」として教えますが、実質はこれまでのフランスの市場権益がイギリスに食い荒らされるのを防ぎ、維持、確保するために始ったものです。
ナポレオン戦争は言うことを聞かない諸国を侵略して、輸入禁止を貫徹するために、連続して行った侵略戦争に外なりません。
アメリカ(ケネデイ)が、自分の中庭と称する中南米(キューバ)にソ連が基地を設けるのを許さないと頑張ったのと同じです。
現在の農水大臣と言えば、輸入制限のためにアメリカやタイ、シンガポールなどと(FTA)交渉するためにあるような錯覚を受けますが、ナポレオンのやった行動はそれと同じです。
いかに輸入制限するかに、エネルギーを絞った結果、大陸諸国を締め付けるための戦争を選んだのです。
ちなみに、高度成長期の通産大臣は、アメリカなどによる輸入制限措置の緩和を目指して交渉するために訪米するのが普通で、輸出のための外務大臣の役割でした。
他方農水大臣と言えば、ナリフリ構わずに輸入制限・・・抵抗するための外務大臣と言うイメージで、国内で農業政策をしているのかしら?という人が多いのではないでしょうか?
ところが農水省で使う予算は、(過疎地対策だけでも凄い予算を使っていることを以前過疎地のコラムで紹介しました。)滅多やたらに多いのですから、抵抗努力ばかりにエネルギーを使われるのでは困ったものです。
ところで、環境問題の国際交渉は環境大臣と言うわけで、それぞれ専門家がいますので、本職の外務大臣は何を交渉しているのでしょうか?
常任理事国入りの運動のために、せっせとパーテイに精出しているのでしょうか。
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