08/20/05

文民支配の基礎3(憲法122)

これまで書いて来たように、西洋ではロボットはロボットであり、雇い兵は雇い兵であって、政権獲得の野望まで持たずに来たのです。
現在では、階級社会がきつくて、労働者は労働者として疑問を持たないのが彼ら世界ですから、雇い兵はあくまで雇い兵でいいのですが、日本では昔から、仕事を部下に任せると直ぐにも乗っ取られる社会です。
わが国ではロボットであれぺットであれ、自分と同様な人格を持たせなければ気がすまない社会で、本質的な階級差別の思想が有りません。
わが国の発展?の歴史は、言い換えれば、国司・郡司、守護と守護代、守護代から戦国大名、戦国大名から老職(江戸時代)、老職から下級武士へ(明治維新)と乗っ取りの歴史とすら言えるのです。
このようなDNAで来た日本では、知能を持ってしまったロボットに対し、「あなたは何も考えなくていい、ただのロボットに戻りなさい」と今更言えるのでしょうか?
このように考えて行きますと、憲法に規定された文民支配のルールは、まさに英米・・・西洋の思想を根底にしたルールであって、そう言う伝統のないどころか正反対を良しとする思想でやってきたわが国にとっては、とって付けたような・・木に竹を継いだような無理があります。
後に、明治の刑事法の成立事情のコラムでも説明しますが、法と言うものは、外国で合理的だからと言っていきなり取り入れられない理由・・・固有の文化に根ざしているという意味がそこにあるのです。
しかし軍国主義と訣別しなければならないのも事実でしょうから、「歴史が違うんだよ!」とばかり言ってられません。
第一に考えられることは、わが国にもこれまでの武家政権の賞賛を止めて、(そうした物語の普及を後押しせず)、「文民の支配が良い」のだと言う思潮を根付かせることでしょう。
しかし、この1000年近くも武家政権が良いと言う思想教育を受けてきましたので、今更、簡単に御芝居や物語の筋書きを変えられないでしょう。
物語の筋が変わるには、100年単位の時間が掛かるのではないでしょうか?



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