08/10/05

天皇は終身制であるべきか?1

天皇は終身制であるべきか?1私などは、うっかりものですから、もしもアメリカ大統領をアメリカ国王と翻訳されていたら、かなり大きくなって勉強するまで、(もしかして、60歳になるまで?)選挙で4年ごとに選ばれると言うことすら気づかなかったかもしれないのです。
実際、私は20年以上前にマレーシアに家族旅行したときに、マレーシアでは、王様と言っても輪番制であって、「現在はここの(蕃王が?)王様です」と言われ、「へ〜そんな王様もあるんだあ」くらいで、その屋敷の前で写真をとったことがあります。
そのときも、うっかりものですから、特別不思議に思わずに家族で写真をとって喜んでいたのです。
それにしても、何十年かすれば気づく人が増えてきますから、「危ない橋を渡らない」(「過ぎたるは及ばざるが如し」)と言うことで、王様と言う翻訳はヤメにしたのでしょう。
日本の天皇制も選挙制にしろ、任期制にしろと言う論議が起きたら大変です。
実は、明治までは、天皇も譲位と言う制度があったことは周知の通りで、終身とは限らなかったのです。
およそ、どんな職業でも仕事となれば、(事故死は別として)死ぬまでやると言う方が例外でしょう。
昭和天皇の晩年にも問題になりましたが、死亡の当日まで天皇職・或いは国王職を務められるるなどは、物理的にありえないことです。
「終身制が原則」などと言うこと自体が、歴史事実に反するし、実用にも反するのです。
民間にだけ隠居制度があったのではなく、徳川家も大御所政治があったように、生前に引退することが多かったのです。
天皇を終身制にした理由について、明治以前の
  「退位した院(上皇)が権勢を振るった弊害があるので、終身制にした」
ともっともらしく説明されます。
しかし、上皇が権勢を振るって政治をややこしくしたのは、保元、平治の乱から鎌倉府成立までのことで、その後は絶えてなかったのですから、明治になってイキナリ終身制にする必要性がなかったのです。



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