08/05/04

冥加金・裁量行政と汚職2「清潔な政治を目指す政党とは?」

国王や君主と同じことを下々がやるのを汚職というとすれば、(国がやれば競輪競馬が良くて私人がやれば賭博罪となります)租税徴収技術の未熟さが汚職の生みの親になっていたともいえますね。
今ではこうした冥加金的な税収はなくなりましたが、その代わり補助金や公共工事の利権が発生してきました。
政治家の口利きで補助金をつけてもらったり許可をしてもらう、あるいは公共工事の受注ができると、その見返りに政治献金・賄賂をもらうのは長〜い歴史があるのです。
家臣または末端の役人が、まねをしてお目こぼしをしてやる見返りに1定の賄賂をもらうのは、払う方から見れば君主に対するお目こぼし料・すなわち許可料と同じです。
あるいは何でも許可制の時代には、許可と言うのは裁量権がありますので、「裁量(鼻ぐすりとも言います)を利かせる」のに賄賂がはびこりますが、これも1種の許可料の機能を果たしていることになります。
今でも形を変えて存続しているのは、大学入試の裏口入学あるいは大学病院の口利きでしょうか?
あるいはいつも批判している補助金や公共工事の箇所付けでしょうか?
最近話題の大事件では、橋本元総理が、(橋本派として)日歯連から1億円もの巨額の小切手を受け取っていた事件が報道されています。
これは汚職ではありませんが、党公認や比例代表候補者の順位などが実力者によって、不明朗に決定される仕組みであるから、こうした不明朗なお金が動くのです。
お金の多寡で決めるのは良いかどうかは自民党で決めることですが、もしそうしたいならば、党則で、いくらからいくらまでの寄付をしたものは何点加算と決めればいいのでしょう。
汚職にならないからいいというのではなく、公的機関(政党も含めて)はすべからく透明性を高めるべきでしょう。
「汚職や不明朗なお金が動くのは、決定基準の不透明なところ・裁量権のあるところに発生するばい菌みたいなものだ。」というのが私の意見です。




関連ページリンク

Powered by msearch
稲垣法律事務所:コラム:検索

検索ベースはこちらから

稲垣法律事務所コラム内:役所に関するコラム
稲垣法律事務所コラム内:議員に関するコラム
稲垣法律事務所コラム内:国会に関するコラム
稲垣法律事務所コラム内:明治に関するコラム
稲垣法律事務所コラム内:憲法に関するコラム
稲垣法律事務所コラム内:歴史に関するコラム
稲垣法律事務所コラム内:ゆとりに関するコラム
稲垣法律事務所コラム内:天下りに関するコラム
稲垣法律事務所コラム内:マスコミに関するコラム
稲垣法律事務所コラム内:刑法に関するコラム


コラムTOP

リンクを当コラムにはられる方はお読み下さい

©2002, 2003, 2004, 2005, 2006, 2007, 2008 稲垣法律事務所 ©弁護士 稲垣総一郎
Design / Maintained by Pear Computing LLC



ブログ
株式投資