08/20/02
住民基本台帳ネットワーク 4
住民基本台帳ネットワークの効能は、一言で言えば千葉市の人が、大阪の市役所で、住民票を入手出来ると言う事ですが、(ネットワークに流れるのは、基本台帳のすべての情報ではありません)実際上一般市民にとって、住民票を取り寄せる事が一生に何回あるかと言う程度の事ですし、まして印鑑証明等は、一生に一回も関係ない人が多いでしょう。
まして、そうした文書が出先で、緊急に必要となる事は、一生に一回もない人が大多数だとおもいます。
法律事務所で相談をしていると、住民票や戸籍謄本が必要になる事があります。
仮に大阪の人が千葉に相談に来ている場合、、千葉市の役所で住民票がとれるとしても、話を中断して、往復約1時間近く掛けて住民票をとってくると言う事はおよそ考えられません。(こちらも次の予定がありますので)
相談を何回か繰り返して、法的手続きに着手する迄に、郵便で送っていただくとか、次に来る時に持参して下されば済む事だからです。
また同じ市内に住む人でも、役所が平日に受け付けない為、仕事を休まねばならない、または、窓口へ言って待たされる等の手間を省略する為、緊急性のない時は、郵便請求する方法があります。
まして遠隔地に引っ越した人は、郵便請求すれば住む事です。たとえば、大阪から千葉市に引っ越した人が、ウイークデーに仕事を休んで千葉市役所まで出かけるというのは、滑稽な話ではないでしょうか?
こうしてみると便利になると言われても、なにが?という疑問が先に立ってしまいます。
上記の考えは、緊急性のない場合を検討したのですが、中には準備が悪くて、もう、今日でなければ間に合わない”という人もいる事でしょう。
こういう場合には、かなり助かる事も考えられます。
こういう人は法律相談者の100人に1人もいないのですから、こういう稀な人の為に、巨額を投じたシステムを作る必要性があるのか?と言う考えに立ちますと反対論に組したくなります。
こうして考えて行くと国民の広範な反対を無視して慌てて実施する必要がない様ですが、新しい技術と言うものは、予め利用価値がはっきりしない事が結構多いものなのです。
次回から、この点に付いて考えてみたいと思います。
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