07/07/05

弁護士の下請け化3

年初ころに、当事務所の弁護士が消費者委員会に出席してきましたが、そこで聞いてきた話を聞くと、「裁判所にこういうことを申し入れなくては・・・!という議論ではなく、
「こういう不正な申し立てがあるから気を付けよう」
と言う裁判所の勉強会みたいな話ばかりです。
それはそれで、自分がミスしないようにきをつけられますし、敵方?の思っていることがわかって役に立ちますが、「変なの!」という印象を受けました。
従来の戦う弁護士会の集まりとは、どこかスタンスが変わってきているのです。
うっかりすると、今や、若手弁護士の世界では下請け意識が普通になっていて、私のように
   「裁判所や権力に対して、異を唱えてこそ、弁護士でないか!」
と言う方が、今では弁護士会では、小数派になっているのかもしれません。
当番弁護士や小年事件の付添い人の強制派遣とか、言ってることは立派ですが、結局は事件アサリのような印象を受けないか心配です。
私の関係する依頼者の子息の事件で、ある弁護士が強制受任したと言うのです。
頼んだ覚えはないんですけどね〜と、家族の話もあやふやです。
重大事件については、付添い人のいない事件は、少年法委員会で強制的に弁護士を派遣し受任すると言うのですが、これでは、一般人が自分の好きな弁護士を頼むことが、事実上出来ません。
事実上と言うのは、弁護士会で強制しているのではなく、家族が「嫌だ、別の弁護士を頼む」と言うのは自由だからと言う意味ですが、そんなことを言える人は滅多にいませんので、俗語として強制受任事件といわれているわけです。
この制度は、家族が自分で頼もうと思っている弁護士がいる場合でも、弁護士会で強制的に取り上げる結果になっているのです。
弁護士会(少年法委員会)では、まだ弁護士が受任していないから派遣しただけと言う論理なのでしょうが、逮捕されて直ぐ当番派遣の現在の仕組みでは、家族が独自に誰かと相談して動くよりも早いのが普通です。
頼むべき弁護士がきまっている家庭でも、明日にも頼みに行こうかと迷いがあるのが普通ですから、弁護士会のこのやり方と論理では、ほぼ100%弁護士がまだ選任されていない事件になってしまい、私選事件がなくなってしまうでしょう。



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