07/28/04

中立の貫徹(憲法85)情報の共有化2

議会はご存知のように国王、権力の対立勢力として発達して来たものです。
国王と議会が対立していた時代には、敵対する外部の人間・議会に国王の内部情報をどこまで見せるかは交渉で決まることですから、その前の生の情報を開示する必要はありません。
しかし、国民主権が前提の現在では、議会人同士が政権交代を前提に成り立っているのですから、国家情報としてみれば敵対する外部の人間ではありません。
むしろ、同じく国家の運営者であって、野党は現在その任にないと言うだけですから、(官僚にとってはどちらも主筋です。)いつでも交替可能なように、すべての流れに共通認識をもっていたほうが合理的です。
同じ国民の代表なのに、野党に見せると都合の悪い情報と言うのはあるのでしょうか?
与党内部情報は、野党に開示する必要はありませんが、国家の情報(例えば北朝鮮との交渉経過)は与党の内部情報ではありません。
官僚にとっては野党がよそ者で、与党が身内と言う意識でしょうか?
今の時代、政治家にとって情報偏在ほど不公平な競走はありません。
「外国政府に教えろ」と言うのではないのですから、国家機密も考える必要がありませんし、まして一般の国内政治の細かい数字や、実際上の問題点などの説明について、なぜ野党が知ってはいけないのか分りません。
官僚は与党にしか情報を上げず、同じ国民の代表である野党に何故秘密にする必要があるのでしょうか?
わたしは、官僚との会合はすべて野党にもオープンにして、出席権を与えるべきだと言う考えです。
官僚と政治家の会合は、単独会合は与野党を問わず、国家公務員法で禁止し、違反者は処罰するくらいの公平さが必要です。
与党にばかり情報を上げる官僚は、中立的立場を放棄していると言うよりも、現行法でも国家公務員法の精神に違反ではないかと思いますが過激すぎますか?
私はこのコラムで連載しているとおり、中立であればいいという考え自体怪しいと思っていますが、仮に中立であるべきだとした場合でも、官僚が与党にだけ説明するのは問題があるという考えです。
交替予定のオペレーターが前もって機械を触わらせてもらえれないでは、スムーズに交替出来ないでは有りませんか?
1度も機械をいじらせないで、どうなってるかの説明もしないで、あいつは能力がないから危なくて触らせられない、任せられれないと言うのは不公正ではないでしょうか?
現在の政治システムでは、そう言うことになるでしょう。
ただし、公務員から政治的活動能力を奪うのは問題があることは、10/23/03「公務員の政治的中立(国家公務員法と地方公務員法)(憲法43)」でも書きました。

参考までに国家公務員法を紹介しておきましょう.

国家公務員法
(政治的行為の制限)
第102条 職員は、政党又は政治的目的のために、寄付金その他の利益を求め、若しくは受領し、又は何らの方法を以てするを問わず、これらの行為に関与し、あるいは選挙権の行使を除く外、人事院規則で定める政治的行為をしてはならない。




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