07/22/04

マスコミ経営者のレベル5

バブル以降日本経済が低迷した大きな原因は、「お上に覚えさえ目出たければ、・・・・・」と言う人が、天下りしていって、日本中の大きな会社のトップになっていたことにあると私は思っています。
国内のとらわれた消費者相手だけならば、(運送業や理髪店などはそうです。)そう言う人でもやっていけるでしょうが、グローバル展開時代について行けなくなったのです。
バブル以降元気だった会社の殆どが、トップに天下りを受け入れていないトヨタや、キャノン等であったことからも裏づけられます。
国民がアメリカまで野球を見に行けないと言う意味で、野球界はまだ直接的にはグローバル競走まで行ってませんが、野茂、イチロー、松井以降、人材引き抜き、或いは大リーグの放映と言う形で、グロ―バル競争が始まっているのです。
国内だけでもみても閉ざされた競走・独占時代が終わって、サッカ‐など他のスポーツと競合する時代がやってきています。
近年の野球界のジリ貧の原因は、許認可と言う閉ざされた社会で、消費者のニーズを把握するよりも、許認可官庁や目上の人にお伺いするのに長けた人材が出世する親会社があって、その天下りまたは兼任で経営している人たちが強い発言力をもっていたからではないでしょうか?
ヤクルト、ハムやロッテなど、自力で経営している会社も参入していますが、新参のせいか発言力が弱いようです。
過去の親会社をみると国鉄(ヤクルト)に始まって、阪急(オリックス)、南海(ダイエー)、近鉄、阪神、西鉄(西武)、中日と地域独占の電鉄会社が半分を占めていて、残り半分が映画やマスコミ界その他で構成されていたことが分ります。
その頃は、経団連や日経連などの経済団体も、電力や、鉄鋼などの政治に関係の深い業種が会長をやっていたものです。
こうした内弁慶ばかりが、いろんな業界でのさばっていたのでは、国が持たなくなって、バブル崩壊後にやっとトヨタが会長になったというところです。
野球界も自力で頑張っている経営者のほうこそ、発言力を持つようにすべきでしょう。
彼ら球界の実力者と称する人たちの一連の発言は、「許認可にぶら下がってきた業界では、本来の経営能力と関係なく、人脈重視で出世してきただけ」の実態を、国民に明らかにする大きな役割を果たしていると評価できます。
彼らは、お上や上司の意向ばかり気にして出世して来たものですから、せっかく偉くなったのに、Tシャツの若造や、新参のウジ素性のわからないものなんぞ相手にしていられない体質なのでしょう。
売却の相手がグローバルな競争力を発揮できるかどうか(未知数の魅力)ではなく、どれだけ古参であるか、既に評価が定まっているかどうかが重要なのでしょう。
こうした人材(と言えるかなあ?)が出世できるマスコミ界では、テレビが将来いくら何百チャンネルになると言われても、お上の気に入ったもの、或いは評価の定まった横並びばかりの画一的なコンテンツを放送することになってしまうのでしょうから、期待できないというよりも絶望的です。
やはり、この際は野球界だけでなくマスコミ界も、お上頼りで出世してきた人達には御引退願って、実力で勝ち上がって来た人に入れ替わって欲しいものです。
そのためには、マスコミがお上の意向を汲むのに汲々としなければならない現状から、改める必要があるでしょう。

 




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