07/15/04
近鉄球団合併・売却と経営者の人材3(創設期のオーナーと現在のオーナー?の違い)
金儲け目的の人のほうが、いい加減なことをしていると次の仕事が来なくなりますので、誠実ないい仕事をするものだと、社会的に分ってきたのが、昭和50年代だったように思います。
こうして「共産主義、ソ連がいいぞ!」という宣伝が色あせてきたのです。
プロ野球の選手は、食うためのプロですから、いい仕事をしないと明日がないので、必死です。
現在のプロ野球のジリ貧は、彼ら選手がサボったり、だらしないからでは有りません。
現にアメリカ大リーグに行けば、直ぐにスターとして通用していることから見れば、彼らはきちんとプロらしく頑張ってきたことが分るでしょう。
「俺はどうせ道楽だから、・・・・」
「アメリカで人気のある野球というものを日本人にも教えてやるんだから・・・」
と言う姿勢で、親会社の利益をつぎ込んできたのですが、こうした本当のオーナーがいなくなって、第2世代になると、
「広告になるから、赤字でもいいんだ」
と、言い訳しながら経営参加するようになってきました。
いずれにせよ、経営者のほうが「赤字でいい」と言う姿勢・即ちきっちり経営しようと言う姿勢に転換しないまま来たのが、現在のジリ貧の元凶でしょう。
私の経験した例でいいますと、経営者が、「儲けなど、どうでもいいんだ」という姿勢では、商売がジリ貧になるのが普通です。
かと言って、次々と資金をつぎ込めるほどの貸家収入もないのに、農家が息子を遊ばせて置けないので、格好つけるために、何かの商売をしているようなものです。(こうした農家の息子は、大体倒産します)
国鉄(スワロウズ)や、マツダ(カープ)、大洋(ホエールズ)などが相次いで球団を手放した頃が、時代の変わり目だったように思います。
そして現在では、大企業と言えども道楽でやれる時代ではなくなっていたし、広告料と思ってつぎ込める金額でもなくなっているのです。
今回の騒動は、国民の方は、事業体としてさめた目で見ているのに、オーナーと称する人たちは、過去の栄光?道楽でやっていた頃のオーナーのつもりで、行動し、発言しているのが意識のズレの発端ですし原因です。
創設期のオーナーならば、「選手の分際で・・・面会を求める?」と言う趣旨の発言はそのとおりだったでしょう。
何しろ彼らにとっては、選手を古代ローマの剣闘士ないし闘牛士に擬して考えていた可能性がありますから、(日本的表現で言えば、将棋の駒です)そのくらいの発言をしても整合性が取れています。
世の中変わって久しいのに、現在の経営者は創設期のオーナーと同じ気持ち(そう言う意味では、忠実な後継者です)で、国民やファンや選手など(会社で言えば大事な顧客と社員です)の意見はお構いなしに、やれると思っているのです。
そんなに威張るなら、
「運営資金を全部、自分のお金で出したらどうですか?」
と誰かが聞いてみたら、彼らも直ぐ自分の実力がどの程度か分るでしょう。
そんなぶしつけな質問をしないのが、紳士の国の日本ですから、野球界全体が破綻するまで、仲間内の論理でやっていくことになるかも知れませんね。
現在の野球業界がなくなっても、野球のファンが残っている限り、また別の形(レベルの低い経営者から独立して)で復活すればいいことですから、(まさにメセナでなく1人立ちです)それ程の問題ではないかもしれません。
政府のレベルが低ければ革命などで、別の政府が出来るのと同じです。
当然1定期間混乱しますので、国民やファンは苦労しますよ・・・・・・・。
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