07/02/04
旅行・・・仙台1
もともと、税法の堅苦しい話しばかりでは・・・・・・と言うことから、11/28/03「観光地について 1(養老渓谷1)」以下のコラムで、旅行の話しを少し書いたところ、そこから脱線の連続で、旅行の話しに戻れないまま現在に至っています。
旅行の続きの文章は、下書きに溜まったままですが、なかなか旅行のコラムに戻れないので、この辺で、最近行って来た別の旅行の話しをここで割り込ませましょう。
行ってきたのは、仙台とその奥の石巻ですが、勿論仕事のついでだからこそ、石巻まで行けるのです。
仙台は、最初に行ったのは、昭和38年で、その後58年、平成5〜6年頃、平成8年ころ、そして今回ですから5回目になります。
先年妻と名古屋へ行ったときに、ループと言う循環バスがあって、すごく便利で、町の様子が分って良かったのです。
多分仙台にもそうしたものが出来ているだろうと思って、調べてみたらありました。(・・・日本の市町村は横並びが定番です)
名古屋のは,車両が小型で実用的なもので、乗降が楽なので、高齢者の利用客が多い市民の足になっていましたが、(もともと名古屋人は実利・合理的なものが好きです。)仙台は、後から作っただけあって、レトロ調で、しかも良い材質の樹を使った、立派ものでした。
その代わり名古屋では100円均一で繁華街を回る路線バス類似の機能に対し、仙台では250円均一で青葉山を回るのがメインで、観光用と言う訳です。
私の旅行は、名所よりもその土地の活気とか人情を見るのが楽しみですので、こうしたもので走りまわるのが好きなのです。
勿論名所旧跡も訪ねますが、もう5回目ですからむしろ町の変わりようをこの目で見たいと言うことになります。
仙台の主なところをグルっと回るのですが、東北大学の仙台に占める精神的重さについて、感じさせられました。
明治維新以降、賊軍となった仙台は、かなり、精神的に落ち込んでいたようで、お城がなくなった後に、東北帝国大学が出来たときには、それこそ、国の再建のような気がして、国(東北6県)を挙げての希望の星となったのではないかと勝手に想像してしまいました。
・・・・・経済力の問題もあるでしょうが、東北諸藩の天守閣復元は、東海や西国諸藩に比較して、少ないように思いますがどうでしょうか?
私の住む千葉市などは、歴史上天守閣など全くなかったのに、もう30年以上も前から小田原城の天守閣を真似して作ってしまっています。
殆どの地域では戦後直ぐに天守閣を再建しているのに、仙台では、未だに政府に遠慮が有るのか天守閣を復元できないのです。
私は、仙台ではお城の復元に代えてお城の中に帝大を持ってきて、こぞって大切にしてきたように見えました。
千葉県の千葉大とは、精神的重さが全く違う感じなのです。
東北6県は、精神的にはやはり別の国のようです。
彼らは、盟主仙台が賊軍となってから、精神的寄る辺をなくしていたのでしょう。
仙台に帝大が設置されたのを機会に、これをシンボルとして、これからは学問で・・・・中央で身を立てようというわけで大切にしてきたように見えました。
ちょうど伊達政宗が、戦国の終わりにあたって、風流に転進した歴史を思い起こす人が多かったことでしょう。
青葉の山を下って市街地にはいると、およそ10年前に来たときよりももっと繁華なように見えました。
地下鉄にも乗って、終点まで行ってみましたが、これも以前よりも乗客が多そうですし、終点には、以前なかったヨーカドウなどショッピングモールが出来ていて、活気があるのです。
現在の仙台の賑わいを見ると、経済力がなくて天守閣の復元が出来ないとは、とても思えません。
昨年秋に函館へ行ってきましたが、そこでは北海道や東北5県(宮城を除く)の経済的疲弊を目のあたりにしたものです。
ところが仙台とその近郊(と言っても、私が行ったのは石巻への道筋だけですが)では、活気があって疲弊しているとは思えないのです。
この半年間あまりで、日本経済には活気が出たことも確かですが、それだけではないようです。
東北6県の「我らの首都をもり立てよう」と言う気負いが感じられるのは私だけでしょうか?
これからは小さな県単位ではなく、九州は福岡を首都として、・・・と道州制の連邦みたいな国家形態も一つの選択肢かもしれません。
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