07/29/03

巨大マンションと同化作用 1(個性 11)

アニミズムやシャーマニスムかどうかは別として、器ができると、その中に住むと言うか長時間滞在する生物、ないし無機物は、すべて、その箱物の一部分となって同化される運命が有るように思います。
民法で言うところの附合と似てますね。
附合の概念については、「07/15/03不動産と動産3(民法68)(附合1)」以下の連載コラムで説明しました。
洋服につけたアクセサリーでも、時間が経つと洋服に馴染んだり、買って来たばかりの家具は、初めの内は借りて来たネコみたいですが、そのうち、家全体にマッチするようになったりするのと同じです。
人間同志の同化作用については言うまでもないと思いますが、物にも同化作用が有ると言うのが、私の考えです。
人間同志の同化作用については、昔政治学を勉強したときに「人間本能の一として、模倣癖があることがその原因である」と学んだように思いますが、これも、うろ覚えです。
同化作用は、何時の場合も大きいものが小さいものを同化するようです。
「07/07/03法曹一元 7(弁護士任官の推進)」 のコラムで浸透圧の原理でも説明しましたが、こうした同化作用からも、パラパラと少しづつ弁護士から裁判官を採用するのは、意味がないことが分かるでしょう。
こうして、大きな建物に長くいると、その建物の持つ生命力と言うかエートスと言うかわけの分からないものに、知らず知らずの内に同化されて行ってしまうようです。
その結果、殆どのホワイトカラーは、組織人としての同化作用を受けた上に、ビルの同化作用を受けて、ビルの縮小版ないしは、遠くから見えるビルの窓みたいな顔になって来るのだと思いますが、どうでしょうか?
この頃の観察では、企業別の顔よりも、ビルの顔の方が強烈に感じるのは、ビルが巨大化して来たことと関係が有るように思います。




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