07/27/03
事務の細分化と個性 5
組織が大きくなりますと、経理で言えば、残業手当の計算だけとか、下請けからの請求書の精査だけなど、仕事が過度に細分化していて、(工場労働の流れ作業形式と同じ考え方です。)仕事自体も単調化しています。
裁判所も東京地裁などでは、破産や保全、執行など事件数の多い部門では、驚く程細かく分業しています。
私は、事務作業と言うものは、あまり細かくしても、さして能率が良くなるとは思われません。
1人でやれば、2〜3分で終わるような事務を3ケ所程の係りに分散している為に、利用者からすれば、そのつど移動したり、(となりの机であるとしても、出し直す作業を強いられます。
うっかりすると、同じ裁判所なのに、証明文書が必要になったりします。
流れ作業的分割ですと、ある部門の職員が席をはずしたりすると、他の部門の人に、どうなっているのか聞いたり、代わりにやってくれと頼むとも出来ず、利用者から見れば、あちこち振り回されるばかりで不便この上有りません。
あまりに事務量が多いので、錯綜し過ぎないように分割しているのだと思いますが、それならば、裁判所そのものを分散立地して1ケ所の裁判所の事件量を減らせば良いのですし、国民も便利です。
要は、最少単位で立地することを目標にして、これ以上事務量が少ないと職員が遊んでしまうと言うときだけ合併すれば良いのです。
最大限大きな役所や建物を目指して、これ以上大きく出来ないときだけ、分割する今のやり方はおかしいと思うのです。
関連ページリンク
稲垣法律事務所コラム内:役所に関するコラム
稲垣法律事務所コラム内:裁判所に関するコラム
稲垣法律事務所コラム内:社会の高度化、教育に関するコラム
©2002,
2003, 2004, 2005, 2006, 2007, 2008 稲垣法律事務所 ©弁護士 稲垣総一郎
Design
/ Maintained by Pear Computing LLC
