07/11/03

高齢者の再婚2

大分遠回りしましたが、平成15年5月19日の「高齢者の再婚1」の続きです。
いよいよ、子供が育ち上がった後の再婚問題に移りましょう。
寿命が伸びたと言っても、不幸にして、夫が60代で死亡することが稀では有りません。
男性が60才前後で死亡しますと、女性の方は、未だ60才になるかならないかと言う年令の場合が、普通です。
既に自宅のローンも終わり、まとまった退職金も手に入れて、それなりの老後資金も準備していることが多いでしょう。
子供は、既に就職したり結婚したりして、独立しているのが普通です。
こうした時に、遺された女性は、平均的には更に30年前後生きて行く事になります。
50代後半〜60代前半の女性が、長い年月で、親しい男性が出来ても不思議では有りません。
しかし、彼女が、もっとお金持ちと結婚して、その家に引越してしまう場合は、それほど抵抗がないのですが、一文無しの男と一緒になって、亡夫の遺した家に入ってくるとなると、俄然抵抗が生じます。
このように、老人と言うと語弊が有るかな?高年者の再婚は、当事者よりも子供達が反対するところに特徴が有ります。
この結果、高年者が恋をしたりするのは「いい年をしてみっともない」と言うような言い方で反対され、当人達もそうした言い方・風潮に反発する事もなく、身を縮めて来たように思います。
でもそうでしょうか?これから長寿社会では、30年程前に一世を風靡した、石川達三著『48歳の抵抗』ならぬ、73歳の抵抗があってもおかしく有りません。
ここは矢張り、相続等の経済問題は、経済問題として切り離して、純粋な愛情の問題として社会的に認知して行く事が、必要な時代になっていると思います。
男性が再婚しても、お父さんの死亡時の遺産相続権が問題になるだけですが、何故、女性だと、逆に言えば男性が来ると、お母さんが生きているうちに家が乗っ取られるような印象が持たれるのでしょうか? 
「老人の再婚 1」のコラムで、男女によって様相が異なると書いた所以です。




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