07/08/03
戸籍制度2(管理の思想)
政府の熱心な戸籍整備方針に関わらず、国民の方は、兵役逃れ、課税逃れの為になかなか戸籍登録に協力しませんでしたので、政府は頭を悩ませました。
今で言えば、グリーンカードや住民基本台帳ネットワーク反対と言うところですね。
いつの時代にも、政府は管理したがりますし、国民(人間は誰でも、いや、犬でも猫でも生き物は皆同じかな?)は管理されるのを嫌うものです。
この解決策の一環が、結婚制度を登録制にした事です。
政府が古来の習俗婚を否定する考えではなく、戸籍整備の有力手段として、利用しただけのことでした。
「戸籍登録しなければ正式な夫婦と認めない」と言うことにして、徐々に国民が結婚を機に戸籍登録するように仕向けたのです。
今では,子供が学校にいけないと困るので、出生届をするに決まってるじゃないかと思うでしょうが、当時は、学校へ行かせたくない親の方が多くて、これも政府の頭痛、の種でした。
長い間、政府の宣伝が行きわたっていますので、「学校へ行かせないのは貧しくて働かせたい為だった」と虚偽の歴史観にもとずく漫画などが行き渡っていますが、行かせない親の反対論の中心は、今と同じで、役所仕事の教育が、あまり役に立たないことに対する批判が強く、私塾の方がいい というものだったらしいのです。
何しろ、江戸時代から国民の大多数は、難しい漢字を使いこなしていましたので、それなりの私塾が発達し、殆どの人が小学校程度の読み書きそろばんが、出来るだけの教育を受けていたのです。
時折マンガなどで、字が読めないから読んでくれという場面が有りますが、それは、今でも学校へ行っても付いていけない最低ランクの人を主人公にして、面白おかしく落語などにしているだけです。
農民でも殆どの人は漢字を読んでいたからこそ、村々に高札場が成り立っていたのです。
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