07/03/03
超高齢化社会の生き方6(多様な生き方を保障する社会2)
働きながら、子育てしながら、遊びながら、学ぶと言う社会、或いは一旦選んだ人生設計を変更して、もう一度やり直すことの出来る柔軟な社会にするためには、これまでの期間を逆に伸ばす方向、または柔軟な期間設定こそ望まれるのです。
複雑多様な実務に、対応出来る人材養成教育が必要ならば、司法研修所の上に特別コースを設置して、希望者にゆっくり勉強させるべきです。
1日5時間の勉強を、期間を半分にして倍の10時間の勉強にしたからと言って同じ成果が得られるものではありません。
我々弁護士の仕事も、同じことを10時間続けて考えるよりも、少し考えてまとまらないときに、少し別のことをしてから考えてみると、ずっと進んだ考えが湧いて来るものです。
遺産分割や離婚事件では、理屈は分っているが心から納得出来ない人がいます。
1ヶ月に1回の調停を繰り返している内に、「まあしょうがないか」となって納得して和解になることが多いのです。
「10回の調停時間の合計が、全部で10時間だから、10時間ぶっ通しで交渉すれば、まとまる筈だ」と言う議論をする人は、いない筈です。
時間のかけ方によって、体にしみ込み方が違うのです。
お料理でも同じですね。
大根など続けて過熱しても味がしみ込みません。
一旦火を消して、さまして行く過程で味がしみ込んで行くのです。
刀鍛冶でも同じです。
熱したり冷やしたりして、鍛えて行くのは昔から知られています。
こういう考えは、私だけではありません。
折角の長寿化時代に、ゆっくりやりたい人を弾き飛ばして、何故、促成栽培を求めるのかと、疑問に思うのは私だけと言うのが、不思議です。
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