06/11/08
精神病院の入院期間1
デンマークの前記病院では、64ベッド数に対して医師数が20人と手厚い体制が取られていますが、これでも1000ベッドのときに比べれば、ものすごい数の医師やスタッフが削減されたことになるでしょう。
デンマークは、わが国と違って、リストラに対する抵抗が弱いのでしょうか・・それともわが国は抵抗勢力が強すぎるのでしょうか。
わが国で、1000ベッド数の病院が、短期間に64ベッドに縮小するなどを期待するのは至難の業と言うよりは、革命的事態が起きないと無理でしょう。
本当は、真に手厚い治療の必要な患者に・・期間的にも・・絞って入院させ、その代わり手厚い治療を施すべきなのです。
デンマークの例は、今から約20年前の取材らしいですが、わが国では、いまだにそれができないのは、ひとつには箱物ができ過ぎていることが原因か?というと、その点はデンマークと同じだったのです。
違いは、気前よく大きな箱物を取り壊し、過剰になる医師その他スタッフの整理を出来るかどうかが、大きな違いではないでしょうか。
わが国では、何をするにも既得権益保護と言うか、抵抗勢力が強すぎるのが難点です。
拙速にことを運ばずに国民が混乱しないのもいいのですが、何事も抵抗勢力・・既得権者の保護ばかりでは、世界の進展についていけないリスクがあるでしょう。
こうした気風が出来上がったのは、主たる産業が稲作農業で何千年もやってきたので、
1年2年の気候変動に対して、しょっちゅう農業形態を変えることをしないでも良かったし、また、してはいけない気候風土であったことが大きいでしょう。
しかし、主たる産業が農業ではなくなったのですから、変化がないことをよしとする旧来型の生き方は間違いです。
日本では、小刻みの改良・・サービスの上乗せが得意ですが、まったく違った視点での方向転換が苦手なのはこうした歴史によるのでしょう。
第二次世界大戦での戦艦大和の例でも書きましたが、それまでの大鑑巨砲主義の延長を追及しただけでした。
あるいはマニアの好きなゼロ式戦闘機といっても、従来の空中格闘戦用に、更なる性能の向上を追及しただけで、アメリカのように発想を転換して気密室を作る能力がなかったので、高高度で飛ぶことが出来なくて、B29を迎撃出来なかったのです。
マニアには気の毒ですが、当時世界最高水準といっても、鉄砲の時代に最高の刀を作ったと自慢しているようなもので意味がありません。
改良の工夫だけでは、新たな発想には付いていけず、その先がありません。
経済界では、変わったことをやりたくないといって、我がままを言って従来どおりの仕事をしているばかりでは、世界競争に負けて振り落とされるので、世界の動向をキャッチしての組織改編・技術革新は待ったなしです。
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