06/30/07

組織脱退の自由3(憲法208)職業選択の自由

市場経済・民主主義とは、結局は、組織脱退、各種選択権の保障でしょうが、まだまだ多くの国民は国家を選択できません。
近世までの百姓の逃散が為政者に恐れられ、江戸時代初期ころから逃散が厳重禁止されるようになったのは、集団逃亡すれば、近距離にいくらでも受け入れる荘園があって、逃げられた方の荘園は荒地となって壊滅状態になったからです。
逃散については、01/12/06「農民の逃散禁止4(終身雇用の源流1)義務には権利が伴う?」前後で連載しました。
終身雇用というのも、不自由な制度です。
労働者にとっては、嫌になれば、労働運動をして経営者とイガミあっているよりは、いつでもやめて、すぐ近く・・通える範囲の別の会社に再就職できる方が気楽に決まっています。
労働条件の悪い会社には人材が集まらず、自然に淘汰されるのが健全な社会でしょう。
終身雇用制度は、社会全体では、労働者の身分保障があるので競走がない社会として、活性化しないマイナスがあるが、労働者の地位の安定・・労働者にとっていい面ばかり強調されます。
その分、労働流動性の低い社会ですから、実は労働者にとっては、精神的自由度の低い窮屈な社会でもあるのです。
終身雇用制度の元は、終身やめることの出来ない、身分制時代の残滓であると、6月29日・・・・・3「組織脱退の自由4(労働基準法4)」のコラムで書きましたが、不自由な感じがするのは、その歴史を知れば当然でしょう。



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