06/25/07

年金の行方不明事件6(組織内の正義3)

組織人の組織を守る発想は、根強いものがあります。
各種企業の不正・・雪印の事件、その他、不二家食品・建築偽装事件・・公共工事の談合その他もすべてそうですが、個人としては怠けていたのではなく、国民全体に損をかけて、自分の組織・・団体だけうまいことをしようとする共通の意識があるのです。
こうした組織内の正義・・忠誠心と組織外の正義とのせめぎ合い、相克については、03/15/02 「企業人と市民の常識」以下で連載しました。
そのコラムでも書きましたが、今回の年金の「ごまかし」は、ミスではなくこうした企業風土・・組織風土が根底にあると言うべきです。
組織風土・・・暗黙の了解によって、みんなで意図的にミス・・記録照合不能にして訳が分からなくしてきた以上は、誰か個人の不心得者の仕業として、トカゲの尻尾切りで済ましたのでは、国民がおさまらないでしょう。
こうした積極的ずさん運営を始めると、「どうせ分からないなら・・・」という誘惑もでてきて、個人的着服横領も付随的に発生してきます。
北海道警察の使途不明金その他そうですが、不明朗会計になると便乗して、「どうせ分からないなら・・・」と言うことで、私的流用も発生するのが普通です。
今回の不明分には、ずさん管理に便乗した着服も多いでしょう。
私の事例は、同一年金加入中の一時期だけ納付記録がなくなっているのですから、(こういうのは、記録紛失したと言うよりは納付記録だけ削除してしまったか、集金した人が懐に入れてしまって届けなかったかでしょう。)記録の移しかえ作業やコンピューター化のときになくなったのではないことが明らかです。
夫婦二人分の訪問集金パターンのときに、2人分の集金に来た人に対し、家にいた妻が、自分の分だけ納付して、私(夫)の分だけ妻が納めなかったなどは考えられない事態です。
(同時期に、妻の方はきちんと納付されている記録なのです。)
名簿別管理でしょうから、夫婦同時集金だったかどうかを知らない者が、(後日、夫婦同時集金であったことに気づかずに、私の記録だけ見て抜きとった可能性が考えられるのです。
とりわけ我が家では、老後の生活保障に関心が強く、12/21/06「加入者の制限6(厚生年金保険法13)加入事業の適性?」前後のコラムで紹介しましたが、零細事業所では、厚生年金加入の義務はないのですが、私は独立開業以来積極的に加入申請して、従業員のために厚生年金の事業主負担をしてきているのです。



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