06/11/07

賭博6(刑法89)

賭事は、自分は、結果発生に全く関与しないで、ある試合などの結果に賭けて、当たった方が賞金をせしめる場合です。
賭とは、財産を一点に集中させることですから、リスキーなものです。
ですから、ヤクザなどが普通にやっているのは、(花札・トランプなど)遊びを兼ねてお金などを掛けるのですから、博打(ばくち)であって、賭事では有りません。
サイコロの場合には、賭けでしょう。
皆さんが、マージャンやゴルフで賭けるのは、プレーを含んでいるので、賭けではなく博打(バクチ)の部類です。
競馬・パチンコの話の途中で刑法の話になりましたので、競馬やパチンコは博戯かそれとも賭事なのか気になる方が多いでしょう。
クギ師が釘を熟練のわざで並べている時には、客のほうもパチンコレバーの弾き方次第と言うところがあって、一種の駆け引きですから、博戯であったことは間違いがないでしょう。
今のようにコンピューター制御されている時代には、パチプロが、技術を誇っても孫悟空が自在に飛び回っているつもりでも観音様の手のひらの中だったようなものです。
そこでパチンコ攻略法などがはやり、周波数の波を感知して反射神経のいい人が挑戦すると言うことがおこなわれているのです。
彼らにとっては、技術次第であるから博戯だと言うのでしょうが、技術の比重が極小になっていることは間違いがないでしょう。
風営法での管理の結果、公安委員会が、許容する範囲内で一定の周期で大当たりが出るのですから、当事者には偶然のつもりでも実は偶然性がかなり低いのです。
あまり管理されすぎると、客のほうは、つまらなくなるので、店のほうでも客に対するサービスのつもりで、ときどき大アタリが出やすくなるようにソフトの改ざんをする誘惑が出てきます。
馬券投資家の紹介をしましたが、彼等は、投資家と自称していますし、・・・競馬理論と言うものもあるようですが、プレ−するのは馬や旗手であって、・・自分でプレーしないのですから、本質は投機・・刑法で言うところの賭事でしょう。
では、値上がり期待の株式投資は何でしょうか?
これは、投資であって投機ではないから、賭けではないと言うことになっていますが、株式市場で株を買う人の多くが、配当や値上がり期待であることは争えないところです。
その結果、先行きどうなるかは、神のみぞ知る・・おみくじと大差ないのですから、本質的には、賭け事に似ているでしょう。
これが賭博として処罰されないのは、現在社会構成の主流である基本枠組みに合致している・・否定したのでは資本主義社会が成り立たないので、社会的に有用な行為として見て見ぬ振りをしているだけではないでしょうか? 
英米では、ギャンブルが盛んで、これをタブー視する土壌がないことが、現行の各種金融取引や派生商品盛行の基礎にあるのです。



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