06/01/07
人口政策・・人口減少策13(人口構成の優良化1)
加工貿易が中世のようにゼロ近くにはならないでしょうが、将来的にはその割合が徐々に減少していく一方であると言うのが、私の予測です。
あるいは、技術格差がなくなると、この平準化を通り越して、資源産地での加工がより有利になって来ますから、資源国から無資源国が輸入するほうが多くなる時代が来るかもしれません。
技術格差のなかった日本国内では、いろんな産地でその関連特産品が発達してきた歴史があります。
技術の平準化が進み、貿易黒字が減少し続けるにもかかわらず、もしも日本がこのままの人口を維持し続ければ、資源輸入のハンデイがある分だけ、将来的には貿易赤字国に転落して行くしかないでしょう。
国力維持のために、人口増をとなえる経済学者の意見(昨日の日経朝刊にも出ていました。)は、企業でいえば売利上げが減少し続けているのに、売り上げ増のためには従業員の新規雇用の必要性を唱えているようなものです。
従業員や生産設備が多ければ、生産は増やせるでしょうが、生産すれば売り上げが増えるというものではありません。
売り上げが増えてこそ、これにあわせて、従業員・・生産労働者を増やせるのです。
今後は、生産技術の平準化の進行に合わせて、加工貿易黒字は減少するしかないのですから、加工貿易で潤っていた国々は身の丈〔地元資源〕にみあった人口構成にダウンサイズィングしていけばよいし、またしなければならないのです。
ある程度まで、自給自足できる程度・・・例えば日本の場合は1500万人〜2000万人程度に、人口を減少していくのが合理的でしょう。
勿論、江戸時代当時使っていなかった暖房用灯油や車ャ電化製品製造原料などの輸入必要品が増えていますから、人口さえ減らせば良いとは一概に言えません。
どうしても不足する分は、長崎での出島貿易のようにわずかであっても、匠の技・高級品の輸出で稼ぐしかないでしょうが、(今で言えば知財のパテント料や教育資源で海外から留学生を呼び込むなど)その程度の輸出代金・・これに従事する人材の数は少数ですが・・その程度の黒字で間に合うように人口を減少して行くしかないのです。
現地生産社会の到達点では、輸出できる加工品としては、末端労働者・・・未熟練労働による大量生産品ではなく、外国人が真似出来ないような、高度技術品だけになって行く筈です。
(金型やレンズ研磨などの高度技術系と漫画や美術などの文化系でしょう。)
これに加えて、わが国は中国やその他の後進国と違って、約40年にわたる経済大国としての資本蓄積があるので、貿易黒字減少率とそっくり同じように人口を減少していかなくとも、当面は所得収支の黒字で補えます。
しかし、これもいつまでも続かないのですから、これを単に食いつぶして行くのではなく、その運用益を出して増やして行く努力が重要です。
(金融収支ウエートのあがる時代です)
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