06/01/07

人口政策・・人口減少策11(都会集住政策2)

過疎地が好きだからと、一人で山中に住むのは、もちろん個人の勝手です。
個人が趣味にこだわるのなら、その人の勝手ですが、その代わり電気を引けとか水道をどうしろとか、救急車の手配がどうのという要求をすべきではないでしょう。
趣味で、山中に一人住む以上は、病気しても自力で町に出て来るくらいの心構えが必要でしょう。
一定のサービス付の生活を求めるならば、まとまって開発されたリゾート分譲別荘地に住むしかないのが現在人の性(サガ)というものです。
過疎地対策とは、過疎地に縛り付ける政策ではなく、都会への移住・・集住誘導政策であるべきです。
人口が安定している社会でも、一方で新機軸で発展するべき地域があれば、そこに投資すべきであって、その分どこか停滞していく場所は・・過疎化して行く・・スクラップ&ビルドが経済の鉄則ではないでしょうか?
まして、加工貿易黒字の縮小により、基本的方向として人口が縮小して行くべき社会では、選択と集中が基本であって、あちらもこちらも投資して行く余裕が有りません。
ところで、わが国は資源がないと一般に言われていますが、銅であれ、金鉱石や石灰であれ、石炭であれ、自国で使うだけならば意外に程々にいろんな資源のある国です。
世界の工場として加工貿易が成功しすぎて、これにあわせて人口を増やしてきたために、江戸時代には自給出来ていた多くの分野で自給できなくなっている分野が多いのです。
アメリカ合衆国は、資源が有り余っていると教えられて私達は育ったものですが、そのアメリカでさえ、人口が膨張(吸収もしました)し消費が膨張してきたために、今では資源輸入国になっているのです。
こうして見れば、有資源国かどうかは、その国の人口に関する変数であることが分かります。
地球温暖化の問題も、世界の人口を5分の1くらいに減らせば、2酸化炭素排出量は大まかに言って5分の1になるのです。
人口が減れば、いろんな分野で一人当たり豊かな生活が待っているはずです。
明治政府の人口膨張政策が、第2次世界大戦の遠因であったことを、11/15/06「人口政策と第2次大戦11(棄民政策・・満州進出)3」前後で書いた事がありますが、このような際限のない人口膨張政策には無理があったのです。
日本を含む先進国では、加工貿易で長い間うまく行き過ぎたので、いくら人口膨張してもその分の不足は、貿易黒字によって稼いだ金で輸入すればいいと言うことで、無定見に人口が膨張し過ぎていた面も否定出来ないでしょう。
先進国では、世界の工場としての地位が低下し、生産力の縮小・・生産労働者余剰に苦しんだ経験があるのは、サッチャー以前のイギリスだけでしょうか?
日本では、何しろ、幕末の人口数千万人だったのが、今ではその約4倍に増えていること自体が異常と言うべきでしょう。



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