06/19/06

核兵器6と通常兵器(偶発戦争の確率2)

それとも、紛争国同士が疑心暗鬼なって、先に引き金を引いてしまうリスクがある・・・偶発戦争が人類を滅亡の渕に追いやる脅威でしょうか?
これを防止するには、先制攻撃では100%相手を壊滅させられないリスクを、制度的に設定すればいいのでしょう。
このためには、潜水艦に核装備してあちこちにいつも隠れて行動したり、いつも飛行機に搭載して飛び回っているのでは、経済的ではありません。
そのうえ、所在探知競争になってしまい、この意味では軍拡が際限ないことになります。
それよりも、各国が多数国に自国管理の核弾頭発射装置(自国兵での警備ですから一種の租借地です)を配備させてもらうやり方が合理的でしょう。
(これは相互提供関係になるでしょう)
例えば日本で言えば、今のようにアメリカに核の引き金を任せているのでは、先に朝鮮や中国から日本だけが核攻撃を受けた場合、アメリカは自国が巻き込まれるのを恐れて、5〜10分後に核弾頭を発射してくれない可能性の方が高いでしょう。
したがって、アメりカの核の傘で守られていると言う表現は、自分で引き金を引けない限り意味がなく、実態に反しているのです。
そこで、本当の核抑止力を担保する制度は、大小の国に拘わらず、自分で自由に発射できる装置を各国に配置しておくことでしょう。
この配備地が奇襲攻撃で、占領されると困るので、発射するに足る時間・・5〜10分は持ちこたえられるように一定の広さの確保と警備兵の常駐は必須でしょう。
工場団地のように10ないし20ヶ国の各基地をまとめて配置しておけば、大きな外郭防御線があるので、奇襲攻撃による発射基地の占拠作戦には大規模な兵力展開をしなければならず、早めにばれてしまいます。
その上、紛争激化で一触即発の状態になれば、出先の核基地の警備も普段よりも強化されているでしょうから、ゲリラ的占拠は成功率が低く、たまたま一箇所や2箇所で成功しても残りの国にある核の報復を受けるので、現実的では有りません。
そうなると、正面から相手国が配備している世界中の核基地に対する先制核攻撃しかないのですが、これを防ぐには、核配備場所を人里離れた秘境ではなく、各国の首都近郊に設定すればよいのです。
この結果、核攻撃で先制攻撃して相手を壊滅させるには、多数国の首都付近を核攻撃しなくてはならず、実際には不可能となるでしょう。
ちなみに配備しておいて貰う国は、友好国であるよりは、自国の敵対国と仲良しの国の方が、なお抑制効果が高いでしょう。
日本で言えば、米英など友好国だけでなく、中国やロシアに数箇所確保しておくのが良いでしょう。
昔よくあった「人質交換の現在版」と言えるかもしれません。
配備費用は、相互協定ですから、自国で堤供するのと同じ数・・面積だけ租借させて貰えば、差し引き大したことはないでしょう。
このようにすれば、この配備場所を公開して置いてもいいのです。
隠すよりも公開の方が、際限のない探知競争と奇襲攻撃の誘惑がなくなり、合理的です。
このシステムが機能すれば、自国に核配備する必要すらなくなるでしょう。
このようにしていけば、先制攻撃の誘惑、偶発戦争で人類の破滅と言う事態を防げるでしょう。



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