06/19/06
憲法156(自衛のための戦力とは?5)核兵器4と通常兵器
イラクの例で言えば、自衛のためには、アメリカの御下がりである最新式?の通常兵器をいくら持っていても効果がなかったのです。
イラクは、イラン攻撃のための通常兵器をそろえていただけであって、防衛のための核兵器がなかったから,アメリカの攻撃を受けたとも言えるのです。
核兵器保有が必須であり、これがなければ如何に多くの近代兵器をそろえても、自国の安全を維持できない現実がイラクの例で証明されたのです。
こうした結果をみていると、毎年のようにアメリカら大金を投じて兵器を購入しているよりも、自前で核兵器を一つか2つ作った方が割安で、しかも安全だと世界中が分ったのでしょう。
こうして、核保有が自国の安全を守る究極の武器であることが分ったので、インドとパキスタンの核保有が始り、北朝鮮の核疑惑・・更に今回はイランの核開発疑惑問題発生ですが、アメリカのイラク占領が、核拡散に火をつけたといえるでしょう。
これからは、日本のようにアメリカの要求のままに気前良く通常兵器を買う余裕のない国では、続々とこうした核保有国になっていくでしょう。
お金がないことが、却って新しい工夫が生まれる事例の一つです。
憲法第9条をもう一度紹介しましょう。
憲法
第9条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
核兵器をちょっとやそっと持ってるだけで、通常兵力が少ないときには、他国に対する侵略戦争をすることは出来ません。
(これまで書いているように、侵略・占領に必要なのは陸軍などの旧式?通常の近代兵器であって核兵器だけでは出来ません)
他方で核の抑止力の御蔭で、侵略される心配もありません。
アメリカであれ、どこであれ、弱小国に対し、市場を通じて経済その他の支配が出来ても、
「言うことを聞かないから、武力制圧する」
ことが出来なくなるのが、核の抑止力です。
ですから、専守防衛に徹するならば、核兵器(及び運搬手段・・ロケット)だけ持てばいいのであって、通常兵器を大量に保有する必要がないのです。
せいぜい泥棒から核兵器を守る程度の兵力で良いでしょう。
通常兵器では国を守れないのに、通常兵器にこだわるのは、占領政策を前提にしていると言われても仕方ないでしょう。
関連ページリンク
©2002,
2003, 2004, 2005, 2006, 2007, 2008 稲垣法律事務所 ©弁護士 稲垣総一郎
Design
/ Maintained by Pear Computing LLC
