06/16/04

国の政策と個人の行動3(民主主義とは?3)

話しがあちこちに行きますが、明治維新の第1世代は、維新の混乱をくぐり抜けてきた創立者(複雑系政治家)ですが、第2世代を過ぎて第3世代になると表向きの思想を純粋培養された秀才達が出世していきます。
秀才というのは、世の中にはいろんな考えの人や立場の人がいる・・AまたはBの2者択一ではなく、思いがけない第3第4のXとかYの考えもあり得るという柔軟な発想が苦手です。
学校のテストのように、正しいことと間違っていることの2種類しかなくて、自分達は秀才だし、庶民は愚昧だからという先入観がありますから、優秀な官僚が考えたことに従わないのは非国民だという発想に傾きがちです。
本当は学校の成績の悪い人は頭が悪いのではなく、複雑な思考に慣れていて、単純に頭に入りにくいだけのことかも知れません。
それに比べて秀才は、素直というか単細胞ですから、教えられたことを、何の疑問も持たず、鵜呑みにしやすい体質の人が多いだけのことかも知れません。
ともかく、こう言う精神構造の人を今の世では優秀といいます。
優秀な?官僚支配になった昭和初年頃から、政府や社会全体の考えが硬直してきて、現実の要請よりも観念的に一貫した対応をしようとする傾向が強くなったように思います。
啓蒙国家の宿命でしょうか?複雑系の政治家の発達が遅れたために、官僚優位体制になってしまった我国では、複雑系に長けた政治家は官僚の下位に位置付けられてしまいました。
何しろ、あいつは東大で自分より成績が悪かったという順位が生涯頭から離れない官僚から見れば、自分より成績の悪かった代議士の言うことなんか内心馬鹿にして、どうせ何か利権で動いているだけだろうという目で見がちです。
我国では政治家の発達が遅れただけでなく、政治家は社会実態を知っているだけに国民の不満の代弁者となるのが本来の役割となります。
官僚のやることが「良いですね」というだけの人は、政治家になる必要がないでしょう。
勢い、本来の政治家は野党的立場が中心となり、政治家対官僚という図式になりました。
与党的政治家というのは、何のためにいるのかといえば、株主総会に喩えれば会社側総会屋の役割というところです。
与党総会屋、用心棒となれば、与党政治家と利権は本質的な関係となります。
現在の自民党の与党病というのは、そう言う実質的歴史があるので、野党にはなれません。
負けて野党になれば、今度は大量に転籍してまた与党から立候補したいということになります




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