06/15/04

緩やかな社会2(ゆとり7)・・・・2

役所や会社の隅々まで、ちょっとしたことまで、「こんなことでいいのか」と言う密告社会みたいになっている現在社会に対して、危うい感じを抱くのは私だけでしょうか?
末端では、国のお触れを適当にイナして生きていくのが人間の知恵ですし、社会の緩み、ゆとりと言うものです。
日本古来の建築が適当な緩みを持っているから、長年の地震や風雪に耐えてきたのと同じです。
末端ではある程度いい加減なところから、いろんな提言や立場が浮かび上がってきて政府・指導者も軌道修正のチャンスが与えられるのです。
中央で決まったら、社会の隅々までそれを守らねばならないという主張は、正しいのかもしれませんが、末端でそんなこと「一々聞いてられるか」という人がいても、とんでもない奴だと密告までする社会というのは怖いですね。
今度東京都教育庁は、式典で、国旗掲揚・国家斉唱に従わない教員を懲戒すると通達を出したと報道されていましたが、音量を測って音量が少なすぎる場合、担当教員の責任追及までするというのですから、芸が細かいし、頭の悪い?(良いの誤記です)優秀な官僚の思いつきそうなことです。
戦前の軍国教育でもそんなことまではせず、現場の裁量に任せていたので、気の効いた教官によっては、形だけ教練をして直ぐやめる例もあったようです。私の考えでは、05/25/04「国旗掲揚4と国歌斉唱(愛国心とは?1)」以下のコラムで書いたとおりですが、何の為に子供にそうした教育をする必要があるか疑問を持つ人も多いはずです。
こうしたことは、やりたい校長や教育委員会がやるのを非難したり国旗を引き摺り下ろしたりして妨害までする必要はありませんが、他方やりたい方も、自分の偏狭な愛国心を公の場で形だけでも強制できるだけでも、あり難いと思えばいいのであって、参加したくない人に対して、聞き耳まで立てて、声が小さいといって懲戒などで脅かしてまで仲間に入れるべきことではないと思います。
日曜祝日の国旗掲揚のコラムでも書きましたが、あそこは掲揚しないとか目を光らせてご注進する社会なんて、いやですね。
やりたい人はやればいいのですが、何故か人に強制したくなる人が多いのは不思議です。
国民の支持がない後ろめたさが、強硬姿勢につながるのでしょう。
イラク派兵の後ろめたさが、民間人への陰湿な攻撃につながっているのと同じです。




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