06/10/04

国事行為18・天皇家の存在意義15(各種行幸啓)憲法76

憲法に定める最後の国事行為は、
 
10.儀式を行ふこと。

です。
05/21/04「皇室儀制令」のコラムなどで紹介してきましたので、儀式名称や煩雑さについては、省略します。
これまで国事行為を順次見てきましたが、憲法上の国事行為以外に、天皇家には、行幸啓と言う各種出張があります。
宮内庁のホームページからの転載です

「天皇皇后両陛下は,全国戦没者追悼式・日本学士院授賞式・日本芸術院授賞式など都内の式典等にお出ましになるほか,全国植樹祭・国民体育大会秋季大会・全国豊かな海づくり大会にご臨席のため地方に行幸啓になり,併せて地元の福祉・文化・産業施設などをお訪ねになって関係者を激励なさいます。
また,大きな災害が発生した際には,現地に赴かれ,犠牲者を悼み,被災者を慰め,救援活動に携わる人々を励まされます。
皇太子同妃両殿下はじめ皇族方も,全国的な規模の各種大会や総裁・名誉総裁等にご就任の団体の行事などにご出席のため,東京都内や地方へお出ましになり,併せて地方事情,福祉・文化施設などをご視察になって,関係者などを励ましておられます。また,大きな災害が発生した際には,お見舞に行かれています。」

「国民に広く触れて、開かれた皇室を」と言う理念もあって、一概にやめたほうがよいとは言いませんが、国事行為だけでも大変なのにこうして各種行事に出かけては挨拶したりでは、休まるひまもありませんし、関係行事は既得権になって増える一方ですから、結果的に有り難味も薄れると言う訳です。
「そんなケチな雑用は止めてしまって、天皇は何百年に一回しか起きないような国家の大事なときだけお出ましになればいいのだ。」
「それまでは奥深い森で生活して自然の声を聞けるように、森から湧き水が流れ出て、小川が出来るほど広い皇居の森を作れ」と、右翼が外宣車で宣伝するようになり、里山を守れと外宣車に分乗して下草刈に出かけるようになれば、右翼も見直されるのではないでしょうか。
現在の天皇制は、明治憲法制下の天皇のイメージを半ば温存している為に、却って純粋な天皇のイメージを損なっているように思います。
明治憲法下の天皇制は、我国始まって以来連綿として続いてきた天皇制を、政権の正統性を強調する為に捻じ曲げてしまったもので、本来から言えば異端の概念のように思うのです。
憲法改正論議が始まっていますが、この機会に天皇制については、古来の純粋な天皇の権能だけに絞り、もっとすっきりすべきでしょう。




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